| English
トップページ > 領事情報 > 煙害(ヘイズ)に関する注意喚起
煙害(ヘイズ)に関する注意喚起
平成27年9月25日
在マレーシア日本国大使館
1.煙害(ヘイズ:Haze)の発生
9月中旬以降,インドネシア・スマトラ島などにおける野焼きや森林火災が発生源と見られる煙害(ヘイズ)により,マレーシア各地において大気汚染数値の悪化が報告されています。

(1)9月25日現在のマレーシアにおける大気汚染に関する情報は次の通りです。
 マレーシアでは,API指数が200を超えた場合には現地の学校施設に対する休校指示が教育省から通達され,これに準じて各地の日本人学校も休校措置を行うなど,在留邦人にも影響が及ぶことが予想されます。
 マレーシア当局によれば,25日にはジョホール州において大気汚染指数(API::Air Pollution Index)が200を超えたとの発表がありました。
 (参考)API指数
    0-50    良好(Good)
     51-100   中程度(Moderate)
    101-200   不健康(Unhealthy)
    201-300   非常に不健康(Very Unhealthy)
     301以上   危険(Hazardous)

(2)ヘイズは発生場所の状況,天候,風向き等に大きく影響されます。
 つきましては,マレーシアに滞在中あるいは渡航予定の方は,在マレーシア日本国大使館並びに各国政府機関の発表など,最新の情報を確認してください。

2.ヘイズ(Haze)とは
 インドネシア・スマトラ島などにおける大規模な野焼きや森林火災により生じた煙が,南西季節風(モンスーン)により,マレー半島やシンガポールに流されることにより生じる煙害を指します。マレーシアでは例年,乾季に当たる5月〜10月に観測されます。
 Hazeによる大気汚染情報については,マレーシア政府当局から一時間おきに公表されており,健康上の悪影響が懸念されています。

3.ヘイズによる大気汚染への対策
 ヘイズが原因で,咳やくしゃみ,喘息,気管支炎,結膜炎等の症状が出ることがあります。マレーシア政府当局が発表する数値を参考に,大気汚染が深刻な場合には,次の点に注意してください。
○不要不急の外出は避ける。
○外出時にはマスクの使用を心がける(なお,ヘイズにはPM2.5も含まれるため,「N95」など,マスクの性能規格についてもご留意ください)。
○うがいの励行
○水分を多く取る

なお,症状が深刻な場合には,最寄りの医療機関にご相談ください。

(参考情報)
マレーシア環境庁ホームページ内
「Air Pollutant Index of Malaysia」:http://apims.doe.gov.my/v2/index.html


No.11 Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak,
50450 Kuala Lumpur, Malaysia
Tel: 03-2177-2600