重症急性呼吸器症候群(SARS)について(第26報)
(2003年4月23日)
重症急性呼吸器症候群(SARS)につきまして、22日現在までの保健省発表を以下のとおりとりまとめましたので、お知らせします。
在留邦人の皆様におかれましても関連情報の入手に努めるとともに安全確保に十分注意して下さい。
(日本の厚生労働省よりのお知らせ)重症急性呼吸器症候群(SARS)に関するホットライン
1.(22日)ペナン居住のマレーシア人男性(26歳)は、早朝ペナン病院で死亡した。同人はSARS感染の可能性が高いとされ、マレーシアで2人目のSARS感染による死者となった。なお、同人は、3月15日から同23日まで北京を訪問しペナンに戻った。その後3月28日から同30日までタイを訪問(タイで発病)同30日帰国し、直ちに市立病院及びクリニックで治療を受けたが、病状が回復せず、SARS感染の疑いがあるため、4月5日にペナン病院に転送され、入院中であった(4月9日付の第9報−1.参照)。
2. (22日)26日、マレーシアのプトラジャヤにてASEAN+3(日本、中国、韓国)及び香港の保健担当大臣によるSARSについての緊急会議が開催される。なお、右に先立つ25日、高級事務レベル会議が開催される。
3. (22日午後6時現在)感染状況は以下のとおり。
(1)死亡者 2名(上記1.が追加)
但し、その他2名が死亡しているが、SUSPECTである。
(2)感染した可能性が高い 5名(中1名はインド人)
(3)感染の疑いで病院に隔離 16名
(4)感染の疑いで外出禁止または検査中 17名
(5)感染の疑いで通報があったもの 244名
なお、感染の疑いで病院に隔離されている地域別内訳は未発表である。