重症急性呼吸器症候群(SARS)について(第47報)
(2003年5月12日)
重症急性呼吸器症候群(SARS)につきまして、5月11日現在までの保健省発表を以下のとおりとりまとめましたので、お知らせします。
在留邦人の皆様におかれましても関連情報の入手に努めるとともに安全確保に十分注意して下さい。
(日本の厚生労働省よりのお知らせ)重症急性呼吸器症候群(SARS)に関するホットライン
受付曜日及び時間帯、月曜日から金曜日(土日・祝祭日は除く)、午前9:30〜12:00まで、
1. 今月マレーシアに入国する予定の約3万人の外国人留学生(国立、私立)に対し、SARS拡大防止のため、SARSに関するスクリーニングを実施する他に、到着時から10日間隔離する予定である。スクリーニング及び隔離方法等の詳細については現在、保健省、SARSチームが検討中である。この措置は、SARS感染国・地域(中国、香港、台湾)からの留学生が多いことを踏まえ、実施するものである。
本年1月1日現在の外国人留学生数は以下のとおり。
(1 )中国 |
1,058 |
(2 )インドネシア |
7,503 |
(3 )中東 |
2,173 |
(4 )インド |
1,409 |
(5 )タイ |
1,369 |
(6 )シンガポール |
1,296 |
|
計24,808 |
その他、米、英、カナダ、豪州、デンマーク、ニュージーランド
2. ペラ州在住の女性(24歳)が、3月9日及び5月1日に中国を訪問し、SARSの疑いで病院に入院した。また、スランゴール州在住の男性(32歳、ビジネスマン)が、5月1日から同5日にかけて台湾を訪問し、SARSの疑いで病院に入院した。
3. (10日午後6時現在まで)感染状況は以下のとおり。
(1
)死亡者 |
2名 |
(2
)感染した可能性が高い |
7名(中1名はインド人) |
(3
)
感染の疑いで病院に隔離 |
21名 |
(4
)感染の疑いで外出禁止または検査中 |
829名 |
(5
)感染の疑いで通報があったもの |
359名 |
なお、感染の疑いで病院に隔離されている者の地域別内訳は未発表である。