ヌルル・アマル・アブドゥル・ラティフさん(Ms. Nurul Amal binti Abdul Latiff) 

シャーアラム出身。 スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー(SMK Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)中学校卒業後、2007年4月にマラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)入学(第26期生)。2009年4月より筑 波大学理工学群応用理工学類にて学ぶ。

AAJに入学したきっかけは何ですか?

日本に興味を持っていたからです。日本に留学する奨学金があることは、前から知っていたので応募しました。

なぜ日本に興味を持っていたのですか?

16歳の頃、日本の愛知県にホームステイしたことがあります。私の学校でホームステイに参加できたのは8人だけで、面接をして選ばれま した。トヨタを見学したり、茶道を習ったり近くの中学校に通って授業を受けたりしました。

日本の学校はいかがでしたか?

日本の学校は、マレーシアの学校といろいろ違いました。日本では授業が始まって、先生が教室にいなくても、学生は教室の中で先生を待ち ます。でもマレーシアでは、先生が教室にいないと、学生は教室の外にいます。それから日本には掃除の時間がありますが、マレーシアにはありません。

AAJでの生活はいかがでしたか?

勉強がとてもたいへんでした。毎日朝8時から夕方6時まで授業があり、帰ってからも4~5時間勉強しました。夜1時頃寝て、次の日の朝 6時30分に起きてまた学校に行くという生活でした。

まさに勤勉そのものですね。睡眠時間を6時間確保することすら難しそうですね。

はい。私は国民中学校の出身で、その時は授業は午後1時まででした。でも今では一日中授業があり、さらに数時間予習・復習をしなくては なりません。AAJでの勉強のペースに、最初はびっくりしました。体力的にもたいへんで、慣れるまでとても疲れました。けれどもAAJの同級生の中には、 中学校の時からこうしたペースで勉強をしてきた人もいます。

どの科目の勉強が一番たいへんですか?

物理が一番難しいです。実は中学校の時に、物理が難しくて一度あきらめてしまったことがあります。でもAAJに入って、もう一度チャレ ンジしようと思いました。物理はやはり難しかったですが、勉強しているうちに面白くなり、今では興味が出てきました。日本留学試験では、全科目で平均以上 を取れました。それが嬉しかったです。物理の成績も思ったよりよく、嬉しかったです。


(AAJの卒業式ではエッセイコンテスト優秀者として表彰されました。右から4番目がヌルルさん。)

日本では何を学びたいですか?

電子工学を学びたいです。母が研究者なので、私も将来は研究者になりたいです。留学している間に、富士山に登ったり、スキーをしたりし てみたいです。

後輩に一言。

がんばってあきらめず勉強して欲しいです。AAJでの勉強はたいへんですが、友達とおしゃべりするとか、出かけたりするとか、楽しいこ とを自分なりに見つけて、ストレスをうまく発散するとよいと思います。


  卒業のお祝いに駆けつけたご家族と

2年間共にがんばったクラスメイトと一緒に

 

(インタビュー日:2009年1月30日)