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2.犯罪発生状況・防犯対策


2.3. 最近の邦人被害事例と教訓
 
被害事例

い かさま賭博
 マレーシア国内の主な都市であるKL、ペナン、マラッカ、ジョホールバル、コタキナバルなどの地域では、日本人旅行者を狙った詐欺賭博事件が跡を絶ちま せん。

 「日本人は、お金を沢山持ち歩いており、だましやすい」との認識があるため、犯罪の対象として狙われやすくなっています。

 手口は、詐欺グループが手の込んだストーリーを組み立て、典型的な例としては、「今度私の妹が日本に留学するので、日本の話を聞かせて欲しい。一緒に自 分の家へ行こう」などと言って近づき、会話中に「お金(特に、クレジット・カード)を持っているか」と聞かれます。その家へ行くと数人の一味が待ってお り、言葉巧みにトランプのブラック・ジャックの賭博に引き込んで、所持金やクレジット・カードで買わせた貴金属を騙し取るというものです。

 最初に声をかけてくる者は、男女ペア―、母と娘風の女性が二人、男性一人であったり様々です。相手が誰であれ、甘い言葉や「家へ行こうか」、「クレジッ ト・カードを持っているか」、などの言動を示すような見知らぬ人には、「NO」という毅然とした態度を示し、決して曖昧な態度や隙をみせないことが、事件 に巻き込まれない重要なポイントです。

 なお当国では、賭博は犯罪行為です。外国にいるという解放感に付け込む犯罪者の手口に乗せられないよう十分ご注意下さい。万一まき込まれてしまった場合 は、身体への危害を加えられるのを防ぐため、止むを得ませんが金品で解決し、事後警察へ届け、大使館にも連絡して下さい。

       
置 き引き
 空港、ホテル、飲食店等随所で発生。見知らぬ人物から声をかけられ、そちらに気をとられている間に、傍らのバッグなどを盗まれるケースもあります。

 喫茶店などで歓談中、空いている座席や椅子の下に置いてあったバッグがいつの間にかなくなっていた、といったケースやレストラン等で席を外したわずかの 間に、座席に置いたバッグを盗まれる、といったケースが散見されます。

       
ひっ たくり
  歩行中、走り寄ってきたオートバイに乗った人物等に持物をひったくられるケースが、KL市内の随所で頻発。転倒し、または引きずら れて思わぬ怪我を負うこともあります。

 一度狙われてしまうと逃がれることが難しい犯罪の一つかと思われますが、常に、ターゲットになっていないかどうかを自問しながら、目と耳を使って周囲の 状況に目をやりながら歩行することが肝要です。歩行する際には、バッグなどを車道側に持たないようにすることも予防策のひとつで、特に、オートバイには要 注意です。


ス リ(集団スリ)
 ショッピング・モール等、人の集まる場所にあるエスカレーターの降り口付近やエレベーターの中などで、複数の男等に取り囲まれ、所持していたバッグなど から金品を奪われる(スリとられる)ケースが発生しています。

 また、集団スリの手口としては、混み合う路線バス車内等において、何者かがわざと小銭を落とし、周囲の数名がこれを拾う振りをしながら、乗客のバッグを 開けて金品を奪う、といったものもあります。これは当地警察当局では「コイン・ドロップ盗」と呼ばれています。  
 
 中には若い女性をターゲットに、足下に小銭をまいては猥褻な行為を働く集団もある模様で、十分な注意が必要です。


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路 上強盗
 繁華街の付近の路地裏等を歩行中、突然現れた人物に、刃物のようなものを突きつけられたりして、所持していたバッグやカメラ等を奪われる、といった事件 です。特に人気のない裏通りや夜間、早朝の一人歩きはできる限り避けましょう。

 また、銀行やATMでの引き出し等、第三者から見て多額の現金等を所持していると思われるような行動をとる場合には、特に十分な注意と配慮が必要です。


給 油中の強盗
 夜間や早朝のガソリンスタンド内で給油しようとして、数名の者に刃物を突きつけられるなどして脅かされ、車や財布を奪われるという事件が発生していま す。

 犯人は、ガソリンスタンド内外にバイクや車をとめて待機し犯行に及びます。他の給油客やガソリンスタンドの従業員がいても被害にあっておりますので、給 油前に付近に不審な者やバイク、車がいないかよく確認した後給油を行うことが肝要です。


車 を運転中の窃盗・強盗
    信号待ちや渋滞で停車している間にバイク(二人乗り)に乗った犯人から窓ガラス(助手席側が多い)を割られ、車内の助手席に置いたバックを奪われる事件も 発生しています。助手席等の目立つところには物を置かず、バイクの動きに注意して下さい。車の窓ガラスに飛散防止用フィルムを貼ると盗難や怪我の防止につ ながるものと思われます。

               
■ 自 動車の部品盗
 マレーシアにおいては、自動車の盗難や車内に置いてある金品の盗難も発生していますが、自動車の部品盗もあります。

 自動車は、日本に比べて大変高価なものであり、バンパーやカー・ステレオ、あるいはエンブレムなどの部品も、かなりの金額で売りさばけるようです。
こうした被害に遭わないためには、車を駐車する場合は出入りチェックなどのしっかりした駐車場を利用し、施錠を確実にしておくと共に、車内には貴重品に限 らず、ものを一切置いたままにしないようすることが大切です。


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■ 企 業事務所等への押し込み強盗
 数名の窃盗・強盗団が、企業の事務所や倉庫に侵入し、保管中の製品等を奪ったりする事件が発生しています。

 特に、建物・事務所の警備をはじめ、防犯設備等について見直しを行うとともに、社員(現地人従業員を含む)の防犯に対する意識向上を図るなど、具体的な 安全対策措置を講ずることが求められています。


■ 偽 装警察官によるスリ被害
 「警察だが、危険物を所持している疑いがあるので、持ち物を検査させて欲しい。」などと声をかけてくる2、3人組の男等に、財布やバッグ等所持品をとら れる事件です。手荷物検査を装い、巧妙に財布の中味を奪うケースもあります。

 なお、警察官と称する人物は私服である場合がほとんどですが、事件の中には、制服を着用して犯行に及ぶ手の込んだ例もあると言われています。少しでも不 審な場合は、警察官の身分証明証や所属、部署などを確認することが肝要です。


■ ホ テルの室内荒らし
 ホテルに宿泊中、合鍵を使って室内に侵入し金品を盗むという事件が発生しています。

 一流ホテルといえども安心はできません。外出の際は「貴重品は室内に残さない」ことが第一です。セイフティー・ボックスを活用することも一案ですが、セ イフティー・ボックスに入れて置いた貴重品を、ボックスごと盗まれてしまうという事例もあります。

       
■ ク レジット・カード偽造犯罪
 この犯罪は、客がクレジット・カードで支払いの際に、仕掛けがされたカード読みとり用端末等の装置に店員がその客のカードを通すことにより、そのカード の磁気情報を抜き取り、別の偽造カードにその磁気情報を移し替えて、これの不正使用を行うものです。カードの盗難や紛失であればすぐに対応措置をとること が出来ますが、スキミングはカード会社からの請求があるまで気がつかないのが通常です。

 このカード偽造による被害を避けるためには、カードを常に手元に保管しておくことやカードを使用する際には、必ず目の前でカードの取扱いを確認すること が重要です。更に、不審を感じたらクレジット・カード会社に速やかに連絡することが肝要です。特に、カード会社からの請求についても、これまで以上の注意 を払うことが必要と考えられます。


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■ そ の他の事例
団 体旅行添乗員A氏は、ホテルのロビーで電話を掛けている間に客のパスポートなどを入れていたバッグを盗まれた。
旅行者B氏は、ゴルフプレー中、ゴルフバッグに入れていた貴重品入れを盗まれた。
旅行者C夫人は、夫と散歩中、後方から近づいてきたオートバイに乗った2人連れにハンドバッグをひった くられた。
旅行者D氏は、空港の雑踏内でちょっと目を離した隙に、スーツケースの上に置いていた貴重品入れを盗ま れた。
在留邦人E氏は、ナイト・マーケットに買い物に行き、自動車を路上駐車していたところ、窓がこじ開けら れ、車内に置いていた現金、小切手を盗まれた。
在留邦人F氏は、自宅で就寝中、鍵を閉め忘れたトイレの窓から賊に侵入され、居間に置いていたバッグか ら現金を盗まれた。
在留邦人G氏は、自宅に在宅中、電気メーターの検針員を装った男にいきなり刃物を突きつけられ、現金を 強奪された。
在留邦人H氏は、早朝、出勤のため、自宅を出たところで、待ち伏せしていたと思われる男に突然襲いかか られて、もみ合いとなった。犯人がナイフを隠しもっていたため、手のひらに切り傷を負って転倒した上、足にも擦過傷を負った。
在留邦人I氏は、自家用車で帰宅した際に、自宅駐車場で、後を追って来たと思われる数名の賊に突然乱入 され、貴重品の入っているカバンを強奪された。
在留邦人J氏は、単身でテラス・ハウスに住んでいたが、会社へ出勤中に何者かに自宅へ侵入されて、貴重 品を盗まれた。
在留邦人K氏は、自家用車で自宅(一戸建て)に戻り、駐車のために門扉を開けていたところ、自家用車を 強奪された。
在留邦人L氏は、銀行で現金を引き下ろした後、自宅コンドミニアムの駐車場にて後を付けてきた男に襲わ れた。

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教訓

 これらの事件から 得られる教訓、すなわち
  • 常に注意を怠らない。
  • 特に、貴重品から目を離さない。
  • 安全なマンションと思われても、その管理人や警備員の検問・監視能力、信頼度、出入口の警備状況など、 犯罪抑止能力に問題があれば、その安全度は低くなる。
  • 危険に近づかない。
  • 万一、犯人と鉢合わせしてしまった場合には、無抵抗に徹し、相手を刺激しない。
ということなどを念頭に置いて行動する必要があります。


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