マレーシア国内のワクチン関連情報について

令和4年12月23日
マレーシア政府のワクチン関連の取り組みについて、ご参考まで以下お知らせいたします。なお、ワクチン接種を受けるかの判断に当たっては、ワクチン接種による感染予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解頂いた上で、マレーシア政府当局のホームページ等による最新情報を確認いただくようお願いします。
   

マレーシア国内のワクチン接種状況

マレーシア国内のワクチン接種状況については、以下のサイトを参照ください。左上の「Dashboards」から感染状況及びワクチン接種状況がそれぞれ選択できます。
 
 (KKMNOW)
  https://data.moh.gov.my/
 
 また、ワクチン接種状況の更なる詳細については、以下のGitHubサイトも参照ください。
 
 (CITF-Malaysia/citf-public)
  https://github.com/CITF-Malaysia/citf-public
   

マレーシア国内で使用されるワクチンの種類

現時点で、マレーシア国内で使用される主なワクチンの種類は以下のとおりです。
 
1.ファイザー(5歳以上へ接種可)
2.アストラゼネカ(18歳以上へ接種可)
3.シノバック(5歳以上へ接種可)
4.カンシノ(18歳以上へ接種可)
 
上記のほか、以下のワクチンも条件付き承認されていますが、マレーシア国内での流通は非常に限定的で、基本的に接種することはできません。
 
5.ジョンソンエンドジョンソン
6.モデルナ
7.シノファーム
8.コバキシン
 
なお、2022年9月7日、6か月~5歳の小児(ただし、重度の免疫不全や基礎疾患等を有する者に限る)へのワクチン接種も開始する旨保健省が発表しておりますが、現時点で詳細は不明です。明らかになり次第、本記載を更新します。
     

ブースター接種について

<18歳以上>
接種されるワクチンは、当初ワクチンの種類に限らず「ファイザー」、「アストラゼネカ」又は「カンシノ」をマレーシア政府は推奨していますが、当初ワクチンが「シノバック」でありかつ体質や本人のご希望によっては「シノバック」を選択することも可能です。投与間隔は原則として当初接種から3か月後です(当初ワクチンがジョンソンアンドジョンソンの場合のみ2か月後)。
 
ブースター接種は、MySejahteraアプリを介した予約や接種センター(PPV)でのウォークイン接種が可能です。詳細は以下をご覧下さい。
 
(保健省ブースター接種サイト)
https://covid-19.moh.gov.my/vaksin-covid-19/pick-dos-penggalak
 
(アプリを介した予約方法)
https://covid-19.moh.gov.my/vaksin-covid-19/pick-dos-penggalak/semasa/2022/03/tempahan-janji-temu-dos-penggalak-kini-tersedia-di-mysejahtera
 
(PPV検索サイト)
https://vaksincovid.protecthealth.com.my/find?lang=eng
 
また、高齢者などPPVへ訪問できない場合、自宅でワクチン接種することも可能です。
https://twitter.com/protecthealthco/status/1507298091455901699
 
<5~17歳>
ハイリスク群(例えば、心臓・肺・腎臓・肝臓等の慢性疾患や免疫不全)の5~17歳について、3回目接種の機会が設けられています(ハイリスク群へは3回1セットで当初ワクチン接種完了と見做されます)。インターバルは2回目ワクチン接種から「8週間(5~11歳)」又は「4週間(12~17歳)」、使用されるワクチンは「ファイザー」です。また、ハイリスク群の12~17歳については3回目接種から3ヶ月以上、ハイリスク群の5~11歳については3回目接種から6~9か月の間隔を空けた上で、ブースター接種(4回目接種)を行うことが推奨されています。

 
接種の方法は以下2通りです。
(1)政府系又は私立病院で治療中の方であって、同病院がワクチン接種センターとして機能している場合、同病院で接種を受けることが可能です。ワクチン接種センターとして機能していない病院の場合、同病院の医師により接種適格性が判断され、その後、近隣の接種センターとして機能している政府系又は私立病院が紹介されます。
(2)上記に該当するが接種が通知されない方については、医師による接種適格性の判断及び近隣の接種センターとして機能している政府系又は私立病院へ紹介されることがあります。
 
<50歳以上への2回目ブースター接種>
50歳以上の方について、2回目のブースター接種の機会が設けられています。インターバルは1回目ブースター接種から「4~6か月」、使用されるワクチンは「ファイザー」です。

接種の方法は以下3通りです。
(1)上記に該当する方について、アプリを介して接種予約が順次通知されますので、それに従い予約を行って下さい。
(2)政府系又は私立病院で治療中の方であって、同病院がワクチン接種センターとして機能している場合、同病院で接種を受けることが可能です。ワクチン接種センターとして機能していない場合、同病院の医師により接種適格性が判断され、その後、近隣の接種センターとして機能している政府系又は私立病院が紹介されます。
(3)上記に該当する方は、ウォークイン接種を実施しているワクチン接種センターにおいて、予約無しで接種を受けることも可能です。この場合、必要に応じて、医師による接種適格性の判断及び近隣の接種センターとして機能している政府系又は私立病院へ紹介されることがあります。

<18~59歳及びフロントライナーへの2回目ブースター接種>
ハイリスク群の18~59歳及び医療関係者等のフロントライナーについて、2回目のブースター接種の機会が設けられています。インターバルは1回目ブースター接種から「6か月」です。接種に当たっては医師とご相談ください。
 

ワクチンによる重篤な副反応について

非常に稀とされていますが、ワクチン接種後、以下の重篤な副反応が起こることが報告されています。
 
 ・顔や喉のむくみ
 ・頻脈
 ・胸痛
 ・呼吸困難
 ・全身のかゆみや発疹
 
万が一これらの症状が現れた場合は、速やかに最寄りの医療施設を受診してください。また、これら重篤な副反応が現れた場合は、副反応レポートを保健当局に提出するようにお願いします(レポート提出は、医療施設経由やNPRAサイトから可能です)。
 
(NPRAサイト)
 https://www.npra.gov.my/index.php/en/health-professionals/reporting-adr.html
 
提出されたレポートに基づき、規制当局によりワクチン接種と当該症状の関連が調査され、ワクチン接種に基づく症状とされた場合、以下の補償制度の対象となります。
 
・長期の入院治療が必要となった場合:5万リンギットの支給
・永久的な障害又は死亡が発生した場合:50万リンギットの支給
 

その他

○アプリ上でワクチン接種証明書の記録が消えてしまった場合は、以下確認の上ご対応ください。
https://twitter.com/my_sejahtera/status/1507295191522476035/photo/1