【領事メール】詐欺等による送金被害に関する緊急対応ホットラインについて(マレーシア安全対策)

令和4年10月20日
マレーシアの国立詐欺対応センター(NSRC)は、詐欺及び不正送金(詐欺等)による送金被害の増加傾向を受け、専用の緊急対応ホットラインを創設しました。
 
詐欺等による送金被害に遭った場合、御自身の銀行の代わりに「997」にダイヤルすることで、NSRCに通報され、確約はされないものの送金の追跡、保全に向けた緊急措置等がとられることとなります(祝日を含む8時から20時まで。マレー語、英語での対応)。
 
NSRCでは、フィッシング詐欺、マカオ詐欺、マルウェア攻撃による被害(ランサムウェア、トロイの木馬等)、宅配関連の詐欺、国際ロマンス詐欺等の送金被害に対応するとしており、通報後、速やかに最寄りの警察署へのポリスレポート(被害届)の提出を求めております。
 
概要は、以下のとおりですが、詳細はNSRCのHPをご参照ください。
https://nfcc.jpm.gov.my
 
【詐欺等による送金被害に遭った場合】
  • 御自身の銀行の24時間対応ホットライン又は「997」のNSRCに通報する。
  • 通報後、速やかに最寄りの警察署へポリスレポートを提出する。
  • 詐欺等による送金の被害に遭ったら時間が経過した場合でも、当局の取組を助けるため銀行に連絡する(この場合、緊急対応窓口である「997」にはダイヤルしない)。
  • https://www.abm.org.my/directory
 
【銀行・NSRC・警察署で提出が必要な情報】
  • 詐欺等の送金被害の概要(経緯等)
  • 被害者の個人情報(氏名、連絡先、ID、銀行口座番号)
  • 詐欺犯の情報(氏名、連絡先)
  • 取引の詳細(銀行口座番号、金額、送金時間)
※詐欺犯とのやりとりのスクリーンショット等の証拠を警察に提出できるようにしておいてください。
※NSRC、警察、バンク・ネガラ、銀行は、事件の連絡があった場合のみ、本人に連絡します。いかなる場合でも、ユーザー名、パスワード、PIN、TAC、OPTなどの個人情報を聞くことはありません。
 
邦人社会においても、詐欺等の被害相談が増えております。少しでも「怪しい、おかしい」と感じましたら、詐欺等を疑うなど、防衛措置を講じるようにお願いいたします。
 

○警察署連絡先(マレー語ページ)
http://www.rmp.gov.my/direktori/direktori-pdrm/bukit-aman
○クアラルンプール及び周辺各地の警察署連絡先(マレー語ページ)
(Brickfields, Cheras, Dang Wangi, Putrajaya, Sentul, Wangsa Maju)
http://www.rmp.gov.my/direktori/direktori-pdrm/kuala-lumpur
○セランゴール州各地の警察署連絡先(マレー語ページ)
(Ampang Jaya, Gombak, Hulu Langat, Hulu Selangor, Kajang, Klang Selatan, Klang Utara, Kuala Selangor, Petaling Jaya, Sabak Bernam, Sepang, Serdang, Shah Alam, Subang Jaya, Sungai Buloh)
http://www.rmp.gov.my/direktori/direktori-pdrm/selangor