2024年度 「日本理解促進のための図書寄贈事業」 (Read Japan Project) による図書寄贈
令和7年12月22日
1.「日本理解促進のための図書寄贈事業」 (Read Japan Project)
日本財団が実施(2022年からは公益財団法人東京財団が実施)する「日本理解促進のための図書寄贈事業」 (Read Japan Project) は、世界の大学、研究機関、図書館等に対し、日本について理解を深めるための良質な英語書籍を寄贈する国際的プログラムです。本プロジェクトは2008年に開始され、日本の歴史、政治、経済、社会、文学、文化、科学技術などに関する専門書を提供することで、海外における日本研究の基盤強化と、長期的な知的交流の促進が目的とされています。
高度な情報が氾濫する現代において、体系的に編集された書籍は、深い思考や批判的な洞察を育む重要な学術資源です。本プロジェクトは、こうした「知の共有」を通じて、未来を担う若い世代に新しい学びと国際理解の機会を提供するものです。
2024年度の本プロジェクトにおいて、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) 及びマラヤ大学マレーシア日本研究センター (MJRC) の2機関が対象機関に選定されました。両機関ではそれぞれ贈呈式が挙行され、在マレーシア日本国大使館から四方敬之大使が出席しました。
2.トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) における図書贈呈式(2025年8月5日)
2025年8月5日、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) (ペラ州カンパー) において、UTARへの図書寄贈を記念した贈呈式が開催されました。式典には在マレーシア日本国大使館から四方大使が出席し、和やかな雰囲気の中で行われました。
今回UTARに寄贈された蔵書は、歴史、政治、経済、科学技術、文学、哲学、文化研究など多岐にわたる100冊以上の日本関連書籍です。これらは学生・研究者が日本理解を深めるための貴重な学術リソースとなるものです。
UTARのユー・ホン・タット (Ewe Hong Tat) 学長からは、挨拶において、「学生の国際的視野を広げる機会となる」、「日本研究の深化と学術ネットワークの拡大に役立つ」といった期待が寄せられました。
また、四方大使は挨拶において、本プロジェクトによって寄贈された図書は学生や教員の日本理解の促進及び日本・マレーシアの学術交流の礎となるものであり、両国の長年の友好関係を更に促進するための重要な知的基盤となることを期待する旨を述べました。
3.マラヤ大学マレーシア日本研究センター (MJRC) における図書贈呈式(2025年12月18日)
2025年12月18日、マラヤ大学(Universiti Malaya)に設置されているマレーシア日本研究センター (MJRC) においても贈呈式が挙行されました。
MJRC は長年にわたり、日本研究の推進、学術・文化交流の促進、日本語教育支援、研究者・学生の学術ネットワークの形成などを通じて、両国間の相互理解の深化に大きく貢献してきた機関です。
特に、MJRC のジャミラ・モハド (Jamila Binti Mohd) 所長は御自身の日本留学経験を生かし、言語学研究や日本語教育を通してマレーシアと日本の架け橋として重要な役割を果たしています。ジャミラ所長は本事業により寄贈された180冊を超える図書がMJRCをはじめとするマラヤ大学の学生や教職員にとって国際共同研究や学生交流プログラムの拡大の基盤となることを期待し、「日本を学び、マレーシアを発信する」場であるMJRCにおける教育研究に活用したい旨を述べました。
また、四方大使は挨拶において、今回寄贈された書籍がMJRC における学術研究及び教育活動を強化するための知的基盤となり、日本・マレーシアの友好関係を支える未来の日本研究者の育成や両国間の教育・学術交流に資する「知の架け橋」となることを期待する旨を述べました。
4.おわりに
UTAR と MJRC の両機関で行われた今回の図書贈呈は、日本とマレーシアの学術・文化交流が長年にわたり強固なものとして続いていることを象徴するものであるとともに、重要な知的基盤である図書が両国間の人的交流・頭脳循環を新たな段階に進めるための貴重な礎となるんでいることを明らかにするものでもあります。
書籍の寄贈は次世代への知的投資、国際理解の促進、長期的な人材育成、学術協力の深化へとつながる重要な取組です。在マレーシア日本国大使館としても、両国の教育・研究機関との連携を一層強化し、学術協力・文化交流の更なる発展に貢献してまいります。
日本財団が実施(2022年からは公益財団法人東京財団が実施)する「日本理解促進のための図書寄贈事業」 (Read Japan Project) は、世界の大学、研究機関、図書館等に対し、日本について理解を深めるための良質な英語書籍を寄贈する国際的プログラムです。本プロジェクトは2008年に開始され、日本の歴史、政治、経済、社会、文学、文化、科学技術などに関する専門書を提供することで、海外における日本研究の基盤強化と、長期的な知的交流の促進が目的とされています。
高度な情報が氾濫する現代において、体系的に編集された書籍は、深い思考や批判的な洞察を育む重要な学術資源です。本プロジェクトは、こうした「知の共有」を通じて、未来を担う若い世代に新しい学びと国際理解の機会を提供するものです。
2024年度の本プロジェクトにおいて、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) 及びマラヤ大学マレーシア日本研究センター (MJRC) の2機関が対象機関に選定されました。両機関ではそれぞれ贈呈式が挙行され、在マレーシア日本国大使館から四方敬之大使が出席しました。
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2.トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) における図書贈呈式(2025年8月5日)
2025年8月5日、トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学 (UTAR) (ペラ州カンパー) において、UTARへの図書寄贈を記念した贈呈式が開催されました。式典には在マレーシア日本国大使館から四方大使が出席し、和やかな雰囲気の中で行われました。
今回UTARに寄贈された蔵書は、歴史、政治、経済、科学技術、文学、哲学、文化研究など多岐にわたる100冊以上の日本関連書籍です。これらは学生・研究者が日本理解を深めるための貴重な学術リソースとなるものです。
UTARのユー・ホン・タット (Ewe Hong Tat) 学長からは、挨拶において、「学生の国際的視野を広げる機会となる」、「日本研究の深化と学術ネットワークの拡大に役立つ」といった期待が寄せられました。
また、四方大使は挨拶において、本プロジェクトによって寄贈された図書は学生や教員の日本理解の促進及び日本・マレーシアの学術交流の礎となるものであり、両国の長年の友好関係を更に促進するための重要な知的基盤となることを期待する旨を述べました。
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3.マラヤ大学マレーシア日本研究センター (MJRC) における図書贈呈式(2025年12月18日)
2025年12月18日、マラヤ大学(Universiti Malaya)に設置されているマレーシア日本研究センター (MJRC) においても贈呈式が挙行されました。
MJRC は長年にわたり、日本研究の推進、学術・文化交流の促進、日本語教育支援、研究者・学生の学術ネットワークの形成などを通じて、両国間の相互理解の深化に大きく貢献してきた機関です。
特に、MJRC のジャミラ・モハド (Jamila Binti Mohd) 所長は御自身の日本留学経験を生かし、言語学研究や日本語教育を通してマレーシアと日本の架け橋として重要な役割を果たしています。ジャミラ所長は本事業により寄贈された180冊を超える図書がMJRCをはじめとするマラヤ大学の学生や教職員にとって国際共同研究や学生交流プログラムの拡大の基盤となることを期待し、「日本を学び、マレーシアを発信する」場であるMJRCにおける教育研究に活用したい旨を述べました。
また、四方大使は挨拶において、今回寄贈された書籍がMJRC における学術研究及び教育活動を強化するための知的基盤となり、日本・マレーシアの友好関係を支える未来の日本研究者の育成や両国間の教育・学術交流に資する「知の架け橋」となることを期待する旨を述べました。
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UTAR と MJRC の両機関で行われた今回の図書贈呈は、日本とマレーシアの学術・文化交流が長年にわたり強固なものとして続いていることを象徴するものであるとともに、重要な知的基盤である図書が両国間の人的交流・頭脳循環を新たな段階に進めるための貴重な礎となるんでいることを明らかにするものでもあります。
書籍の寄贈は次世代への知的投資、国際理解の促進、長期的な人材育成、学術協力の深化へとつながる重要な取組です。在マレーシア日本国大使館としても、両国の教育・研究機関との連携を一層強化し、学術協力・文化交流の更なる発展に貢献してまいります。




