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東方政策30周年記念セミ ナーの開催
在留邦人の皆様へ
平 成 24年6月26日
在マレーシア日本大使館
広報文化部

 6月23日、東方政策30周年を記念し、マハティール元首相を基調講演者として迎えた国際セミナーが行政都市プトラジャヤで開催されました。

 マラヤ大学が主催した約300人が出席した本セミナーには、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)よりセミナー開催費用の支援が行われたほか、日 本政府のJENESYSプログラムで当地訪問中の4人の若手研究者が報告を行なうなど日本人も多数参加しました(当館後援)。

 基調講演の中で、マハティール前首相は、東方政策を導入した1980年代前半、東方が非常に活発であり、ダイナミックな発展に向かっているのに対し、西 方は既に成熟し、もはや成長しないことに気づいたと述べ、戦後日本と韓国の経済発展の度合いに非常に感銘を受けるとともに、日韓両国は欧米に伍する力を 持っていると確信したと述べました。

 マハティール前首相は、日韓の経済発展の所以を価値観に求め、日本人の持つ献身の精神、即ち会社のために献身するという姿勢が発展に繋がったとし、更 に、恥の精神、即ち恥をかかないために約束を最高の形で果たすために労を惜しまないということが重要であるとしました。その上で、国の発展のために東方を 見たことは正しい決定であったとし、日本の大学のレプリカをマレーシアに作り、日本的な環境の下でマレーシア人や他の国の人々が工学だけではなく、茶道に 体現される様な自らを律するという、日本の文化を含めて日本の全てを学べるような大学がマレーシアにできることを期待していると述べました。



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                         挨拶を行う中村大使                                              マハティール前首相による基調講演

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     写真:左からマハティール前首相、中村大使、ガウス副学長                            大会主催者達との記念撮影


*参考リンク*

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