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宮川大使のMJIIT日本企業寄付講座開所式への出席 | ||||
平成27年11月02日
10月29日、宮川大使は、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)で開催された高砂熱学工業による寄付講座
の開所式に出席しました。
本
件寄付講座は、本年6月にMJIIT及び高砂熱学工業の間で合意した、5年間にわたる毎年2000万円の同社からの寄付により設置される「高砂研究教育
ファンド」を通じて開設される熱・環境分野に関する「高砂熱・環境リサーチラボ」と呼ばれるもので、同社からの寄付は、研究講座の運営のため、研究資金及
び設備の購入・維持管理費等に活用されるものです。
開
所式の冒頭、ルビアMJIIT院長は、同社の支援に対し謝意を表明するとともに、本件寄付講座は、低炭素・省エネルギー技術による持続的開発に関する研究
を行うことを目的に開講されたものであり、具体的には、省エネルギー技術を活用し、炭酸ガスの排出量を抑制し地球温暖化を防ぐ、いわばグリーン・テクノロ
ジーの開発を推進することを目的にしている旨を述べました。さらにルビア院長は、寄付講座開講と同時に、同ファンドを通じて、「高砂研究教育支援制度」と
して同院の各種教育プロジェクトを実施するための助成金が提供され、今年度採択分として、対象期間を2年間とし、3件のプロジェクトが選定された旨を述べ
ました。
本件開所式に来賓として出席した宮川大使は、寄付講座開設
に祝意を述べるとともに、高砂熱学工業の支援によりMJIITと日本企業との新しい協力の形が導入され、この新しい研究講座がMJIITにおける産学連
携を加速させ、さらに同院の教育レベルの向上に大いに資することを期待している旨を述べました。
高砂熱学工業の谷口笑雄専務執行役員は、
同社寄付による講座開設が、将来にわたるマレーシアの人材育成及び産業育成に役立ち、さらにMJIITの支援の下
、幅広い教育研究活動の推進に繋がるものと確信している旨を述べました。さらに同専務は、この施設が今後とも有効活用され、将来は同社技術研究所との人材
交流や共同研究を実現させ、更なる関係強化に資することを期待している旨を述べました。
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