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パハン・スランゴール導水事業 トンネル起工式 |
平成22年4月6日
在マレーシア日本国大使館 2010年4月6日、日本政府の協力により実施されている、パハン州からスランゴール州へ導水する事業の導水トンネル起工式が、パハン州カラクにて実 施されました。 式典には、パハン州スルタン、同皇太子、アドナン・パハン州首席大臣、ピーター・チン エネルギー環境技術水大臣及び堀江正彦駐マレーシア日本国大使ほ か連邦州政府関係者、地域住民等700人余が出席しました。 式典では、スルタンが本事業起工を記念するプレートへの署名を行ったほか、トンネル坑口への最初の削孔も行いました。 本件事業は、スランゴール州、クアラルンプールとプトラジャヤの連邦直轄区の消費者へ、一日18億9000万リットルの水、約600万世帯相当分を供給 するものです。 本件事業は、1980年代以降のマレーシアの急速な経済発展に伴い、これら地域における水需要が大幅に増加した中で、1997-98年にかけて約半年間深 刻な水不足が発生するなどの状況があったことを踏まえ、様々な水資源開発案を検討した結果、実施されることとなったものです。 日本政府は、この事業の総費用の約70%に及ぶ円借款を(供与限度額820.4億円)、40年間、年間利子率0.95%という譲許的条件で融資すること を約束しました。 今般は、本件事業の主要部分であるトンネル関連工事の起工式が行われましたが、このトンネルは、完成すると東南アジアで最大最長、また世界でも6番目の規 模の導水トンネルとなります。右工事は、日本(清水建設、西松建設)、マレーシア(UEM、IJM)企業のジョイントベンチャーが、日本の有する高度なト ンネル掘削技術の経験とノウハウを共有しながら工事を進めていくこととなっています。 式典の際、エネルギー環境技術水大臣よりは、我が国・JICAへの協力への謝意と共に、JICAによる様々な実施基準を遵守し、良いプロジェクトを実施 していきたい旨の発言がありました。 ![]() ![]() |
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