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パハン・スランゴール導水事業 TBM1&2貫通式
  平成26年2月19日
在マレーシア日本国大使館

 2014年2月19日、日本政府の円借款(供与限度額:約820億円)により実施されているパハン・スランゴール導水事業のTBM(トンネル・ボーリング・ マシン)1号機・2号機の貫通式が、スランゴール州ランガットで開催されました。当該区間は、2009年に着工された延長約44.6kmにわたるトンネル 工区の最後の区間であり、今回のTBM1号機・2号機の貫通をもって、トンネル工区の全ての掘削が完了したことになります。

 本貫通式には、川瀬和広・在マレーシア日本国大使館参事官のほか、ズルキフリ・ノーディン・エネルギー・環境技術・水省パハン・スランゴール導水事業局 長をはじめ連邦政府関係者、日本・マレーシアの報道関係者など、約200人が出席しました。式典では、日本・マレーシアの政府関係者等によってTBM発進 の合図ボタンが押され、貫通ボーリングが開始され、会場に設置されたモニターを通じて貫通の瞬間を見守り、無事の貫通を祝しました。

本 件事業は、マレーシア中央に位置するパハン州から導水トンネルを経てスランゴール州へ日量189万m3を導水する事業であり、2009年6月に着工。導水 トンネルの全延長は約44.6kmであり、完成すると世界で11番目の長さとなる。また、土かぶり(地表面からトンネルまでの深さ)が大きいのが本トンネ ルの特徴であり、1,000m以上の土かぶり区間が約5km、最大土かぶりは1,246m。


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ズルキフリ・KeTTHA局長開会挨拶
 
 
TBM貫通ボーリング発進式
 
 
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貫通を見守る参加者
 
 
貫通後の様子(モニター)

  
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松本・SNUI副所長挨拶 在マレーシア日本国大使館・川瀬参事官祝辞

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