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アデン湾沖での海賊対処行動に参加した海自護衛艦がコタキナバルに寄港
平成26年9月10日

9月7日〜9日、4ヶ月に及ぶソマリア海沖及びアデン湾における海賊対処行動を終えて帰国の途次にある「いなずま」と「うみぎり」の自衛艦2隻が補給と休息のためコタキナバルのセパンガー海軍基地に寄港しました。

ズハー・マヒルディン・サバ州長及びテオ・チェ・カング・サバ州特命大臣は同基地停泊中の護衛艦を表敬訪問し、立川浩二第8護衛隊指令による温かい歓迎を受けました。

両護衛艦の乗組員は、同基地に寄港中、マレーシア海軍将兵を自衛艦に招くとともにサッカー友好試合を行った他、宮川大使主催による歓迎レセプションに出席しました。

宮川大使は、歓迎レセプションにおいて、マレーシア海軍が戦後初となる自衛艦のコタキナバル寄港を歓迎したことに対し謝意を表明すると共に、本寄港は歴史的な出来事であり、両国の防衛当局間及び二国間の関係強化に資するものである旨を述べました。

ス ピーチの中で宮川大使は、過去数2〜30年間でもたらされた東アジアの経済成長が、今後、ここから間近なマレーシア沖の海で起こっている心配事によって脅 かされているようにみえると述べるとともに、南シナ海の現状は、この地域国々だけでなく世界全体が長きにわたって享受してきた航行、通商、通信、様々な交 流が自由であった状態を深刻な危険にさらしている旨を述べました。

2009年以降、日本は、海上パトロール及び船舶の護衛任務を通じた国 際的な海上安全保障の向上に係る取り組みの一環として、ソマリア海沖及びアデン湾での海賊対処行動を実施するため、海上自衛隊護衛艦及び海上保安庁の法執 行官を同地域に派遣し、2014年8月末現在、これまでに551回の任務を通じて3413隻に上る船舶の護衛活動を行いました。

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コタキナバル・セパンガー海軍基地に停泊中の護衛艦うみぎり、
いなづま
サバ州長夫妻、テオ特命大臣、マレーシア海軍第2地域軍司令部参謀長らを囲んでの艦上記念撮影
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護衛艦いなづまのキャップをかぶるサバ州長夫妻と可知艦長モフド・ファズリ司令部参謀長に記念品を贈与する立川浩二第8護衛隊司令
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歓迎レセプションにおいてスピーチを行う宮川大使

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