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平成24年度対マレーシア草の根・人間の安全保障無償資金協力 「孤児院拡張整備計画」および「障害者のためのリハビリ・センター車両整備計画」 |
日本国政府はセント・ヴィンセント・デ・ポール協会・マレーシア・セランゴール州中央協議会およびマンジュン障害者福祉協会に草の根・人間の安全保障無償
資金協力を通じて合計412,800リンギ(136,915米ドル)の資金供与を行い、それぞれの供与式が10月17日にカジャン(スランゴール州)で、
10月22日にシティアワン(ペラ州)にて執り行われました。 1.「孤児院拡張整備計画」 案件の概要 供与金額:318,284リンギ(105,567米ドル) 供与品目:男子寮、女子寮の建設費用 要請元:セント・ヴィンセント・デ・ポール協会・マレーシア・セランゴール州中央協議会 セント・ヴィンセント・デ・ポール協会・マレーシア・セランゴール州中央協議会は、ルマ・クルアガ・カミ孤児院を運営するNGOです。今回日本政府は、ル マ・クルアガ・カミ孤児院を拡張するための工事費用のうち、男子寮、女子寮の建設にかかる費用、318,284リンギ(105,567米ドル)を供与しま した。今回の拡張計画により、孤児院の収容可能人数は40名から60名に拡大し、より多くの孤児をサポートすることが可能になりました。本件は官民連携案 件として、イオン・マレーシアの協力の下に行われ、イオン・マレーシアは新設された女子寮と男子寮の家具の一部をサポートするために3万リンギを寄付した 他、今後も、ルマ・ケルアガ・カミの孤児たちをイオン・マレーシア主催のハリラヤ祭りやクリスマスパーティーなどのイベントに優先的に招待し、孤児たちを サポートします。 10月17日にカジャンのルマ・クルアガ・カミで供与式が行われ、日本政府を代表して中村大使が、そしてセント・ヴィンセント・デポール協会・マレーシ ア・セランゴール州中央協議会を代表してブライアン・ペレラ・シニア・メンバーが挨拶をしました。また、オン・キアン・メン連邦議員と、ゼビア・ジャヤコ マール・セランゴール州議員、リー・チン・チェー・セランゴール州議員が式典に出席。式典では子供たちが歌を披露し、会場をにぎわせました。 2.「障害者のためのリハビリ・センター車両整備計画」 案件の概要 供与金額:94,516リンギ(31,348米ドル) 供与品目:大型バン 要請元:マンジュン障害者福祉協会 マンジュン障害者福祉協会は、身体障害者に無料診療を提供するリハビリテーションセンターです。同協会は、交通手段のない患者に送迎サービスを提供した り、無料往診や、遠隔地への無料診療を行っていましたが、使用する車両の老朽化によりサービスの提供が難しい状況に陥っていました。そこで日本政府は、同 協会に16人乗りの大型車両を購入する費用、94,516リンギ(31,348米ドル)を供与しました。新しい車両の整備により、同協会は安全で安心な送 迎サービス、往診、遠隔地診療に取り組むことが可能になりました。 10月22日にペラ州シティアワン(Sitiawan) のマンジュン障害者福祉協会で供与式が行われ、日本政府を代表して中村大使が、同協会を代表して マンジット・シン会長が挨拶をしました。また、式典には、S.K.デバマニー・ペラ州州議会議長とペラ州スルタン代理としてワハブ・アジズル・ハサン・マ ンジュン地区長が出席しました。 【本件に関する当館お問い合わせ先】 経済部 早川 電話: 03-2177-2708(直通) |