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外務大臣就任後,初めての東南アジア訪問で,マレーシアを訪問でき光栄。東日本大震災に際し,マレーシア政府および国民の皆様から多
くの支援と励ましを
頂いた。この機会に,心より感謝。
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今回,アニファ・アマン外相とは、二国間関係から地域およびグローバルなテーマについて幅広く意見交換。非常に充実した内容であっ
た。
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日本とマレーシアの間には、東方政策や貿易・投資関係によって長年培われてきた強い絆や、多くの共通利益が存在。両国関係は単に二国
間にとって重要であ
るのみならず、地域の安定と繁栄にとっても重要との基本認識の一致。
● 二国間関係を次の諸点において更に強化。
(1)経済面では,マレーシアの「ビジョン2020」に向けた努力を支持。そのために、スマートコミュニティ、上下水道、ETC等インフラ整備及び再生可
能エネルギー分野での協力を推進。
(2)来年の「東方政策」30周年に向け、協力を推進。昨夜、東方政策元留学生代表と懇談し、両国の友好関係がこうした方々に支えられていることを実感。
「東方政策」の集大成とも言える「マレーシア日本国際工科院(MJIIT)」の開校を歓迎。
(3)マラッカ海峡における船舶の安全な航行を確保するための協力。
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地域・国際情勢に関しては、東アジアサミット(EAS)及びASEAN首脳会議、環太平洋パートナーシップ(TPP)、北朝鮮情勢、
国連改革、気候変動
等について意見交換。また、パレスチナ支援についても両国の協力を進めていくことで意見の一致。
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アジア太平洋地域で民主主義的な価値に支えられた豊かで安定した秩序を構築することが,私(大臣)が目指す外交の柱。今回の訪問は,
その実現に向けた第
一歩。地域協力の枠組みでも緊密に連携し,地域の安定と繁栄に共に貢献していきたい。
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