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「がんばれ日本!」 マレーシアからのメッセージ(東日本大震災) |
平成23年3月31日
在マレーシア日本国大使館 東北地方太平洋沖地震の被災者・被災地に向け、マレーシア政府やマレーシアの人々から多くの義援金や励ましのメッセージを頂きました。一部ですが、以下に紹介させて頂きます。 1.下院による特別審議・緊急動議とPutera 1 Malaysiaクラブによる支援活動 3月17日、ナジブ首相のイニシアティブにより、マレーシア連邦下院において今回の災害に関する緊急審議が開催され、被災者への哀悼の意を表し、マレーシア国民及び国際社会に日本への支援を求める内容の下院決議が満場一致で採択されました。外国における災害について緊急審議が開催されたのは、マレーシアでは初めてのことです。 下院審議中の発議を受け、ナジブ首相の指示によりPutera 1 Malaysiaクラブの日本支援団が派遣されました。同クラブの呼び掛けに応じ、マレーシア全国から救援物資(食糧品他)が集まりました。ナジブ首相は支援物資について、日本人向けに辛い食品は避けるよう指示するなど特別な配慮がなされました。 2.義援金 東日本大震災の被災者・被災地に向け、これまでに、非常に多くの企業や団体、草の根レベルの組織や学校、個人の方々から義援金がマレーシア赤新月社や日本赤十字社に寄せられております。 3.元日本留学生達よりの励まし 東方政策による留学生の同窓会組織である「東方政策元留学生会(ALEPS)」が、会員内で募金を募るだけでな く、Malaysian Relief Agency (MRA)と共同してマレーシア人留学生及び日本人被災者の支援を計画し、3月24日には、まず状況把握のため2名を日本に向けて派遣しました。更に、ザバ・ ユン前ALEPS会長は、震災からわずか2日後の3月13日、当地主要英字紙に『日本は速いスピードで回復するだろう』との力強いメッセージを寄せました。 また、国費留学生や私費留学生が主体の「マレーシア元留日学生協会」も、当地主要華字紙と合同で「日本地震・津波被災者救済基金」を設立し、募金活動を展開しています。 4.マレーシア人青少年からのメッセージ・千羽鶴 (1) トゥンク・ジャファール・カレッジ 3月23日トゥンク・ジャファール・カレッジの学生が大使館を訪れ、被災者への願いを込めて折られた千羽鶴(2000羽)を下さいました。 ![]() ![]() ![]() 写真:大使館を訪れたトゥンク・ジャファール・カレッジの学生と頂いた千羽鶴(当館撮影) (2) スリ・ダスミシュ学校 3月25日、マレーシアのスリ・ダスミシュ学校(私立・小中高一貫)の生徒が日本大使館を訪れ、堀江大使に、被災者に向けたメッセージカードをプレゼントして下さいました。 メッセージカードは全校生徒約400人が2日間かけて、授業や放課後に作成して下さったそうで、「ひとりじゃない、がんばります」「ちから、あい、ゆうき」「へいわ、ともだち」などと日本語でのメッセージも書かれています。 引率者を代表しスクデル・シン教諭より堀江大使に対しお悔やみと励ましの言葉を頂きました。また、代表の一人として大使館を訪れたカビル・シンさん(小学校3 年・7歳・女子生徒)によると、今回の被災をニュースで見て非常に悲しくなり、メッセージカードを作ると共にクラスのみんなで犠牲者のためにお祈りをして 下さったそうです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 写真:大使館を訪れたスリ・ダスミシュ学校の生徒達と寄せられたメッセージ(当館撮影) (3)ピュア・ライフ・ソサエティ ピュア・ライフ・ソサエティはクアラルンプール市郊外にある孤児院で、現在、7歳から18歳までの孤児70名以上がここで生活しています。 今回の地震・津波の被害を新聞やテレビで知った孤児達は、院の運営に携わる修道女や職員に働きかけて募金活動をはじめ、26日に手渡されました。 募金のうちの一部は、孤児や孤児院の卒業生たち自身によるものです。小切手の手渡しに際し、孤児らは日本の犠牲者を鎮魂する祈りを捧げ、また被災地の人々を励ます手作りのメッセージ・カードも合わせて手渡されました。 また、修道女は孤児たちに、私たちは兄弟姉妹に対するように助け合わなければならない、大きな困難の中でも食事やスープを共に分け合う日本の被災者の方々の愛を私たちは学ばなければならないという講話を行いました。 ![]() ![]() ![]() 写真:ピュア・ライフの子ども達より頂いたメッセージカード(当館撮影) (4)サバ州崇正中等学校 サバ州にある崇正中等学校Sabah Tshung Tsin Secondary School(コタキナバル)の多くの生徒が募金し、在コタキナバル出張駐在官事務所に手渡して下さいました。 |
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