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車両強盗被害の発生
2012年4月9日
在マレーシア日本国大使館

  3月30日午後10時頃、邦人がタマンデサ付近の高速道路上において運転していた車両を強奪される事件が発生しました。
邦人男性 が食事をした後、帰宅するために車両(ホンダ社製セダン車)を単独で運転しタマンデサ付近の高速道路上(第二車線)を時速約90キロで走行していたとこ ろ、後続のセダン車に追突(接触)されました。追突してきた車両が路肩に停車したことから、被害者の方も同所付近に自車をとめたところ、乗車していた男二 人に刃物を突きつけられるなどして脅迫され、車両を強奪されたものです。

  犯人らの特徴・手口は次のとおりです。
  • 犯人らは3人組(いずれも男)で、セダン車に乗車していた。
  • 高速道路を走行中(時速約90キロ)の追突であり、一般の接触事故と比較して不自然な事故形態であった。
  • 追突後、犯人らはすぐに路肩に車両を停車させて、助手席に乗車していた者が被害者と一緒に車の接触箇所の確認をする などして被害者の注意をそらせておき、残りの2名の者が突然背後から刃物を突きつけ犯行に及んだ。
  同様の被害を防止し身の安全を確保するためには、以下の点に留意することが有効であると思われます。
  • 車を運転していて、追突・接触された場合は、すぐに車両から降車せずに運転席に座ったまま、相手の車両のナンバーを メモするとともに降車してきた相手に自動車運転免許証等の提示を求める。
  • (で きるだけ運転席に座ったまま)相手の車両内を確認し、車両内に複数の男が乗車している、相手が運転免許証の提示を拒否して、ことさら早急に降車して接触箇 所の確認を促すなど不審な点が見受けられる場合は、その場から離れ、人通りの多いガソリンスタンドや商店から警察に電話し、事情を説明して交通事故の届出 をすぐに行う(事故後24時間以内に警察に届出を行わないと、罰金を科せられることがあるので届出はできるだけ速やかに行う)。
  • 特に夜間や不自然な形態で追突・接触された場合には、相手に対してより警戒を要する。
  • 車両盗難防止の観点から、車両外に出るときは、車のキーを抜いて外に出る。
  • 被害に遭ったときのことを考え、特に夜間に一人で車を運転する場合は、高価な貴重品等は持たない。
  • 犯人から車両の鍵や金品を要求された際は、抵抗せずに相手の言うことを聞く。抵抗すると生命や身体に危害を加えられ ることがある。
  犯罪の被害に遭ってしまった場合は、今後の被害防止のために警察への届出と共に大使館領事部にもご連絡をお願い致します。

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