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犯罪被害に関する注意喚起 『邦人被害が多発しています!』 |
2012年11月2日
在マレーシア日本国大使館 マレーシアでは、ここ数年犯罪認知件数の減少が続いているにも拘わらず、体感治安は悪化しており、残念ながら在留者、旅行者を問わず日本人の被害も後を絶ちません。 大使館で把握した事案の中で特に広く周知した方が良いと思われる事案(特異な手口、凶悪犯罪、繰り返し行われる可能性がある等)については、個別にメ ルマガ及び大使館ウェブサイトに掲載し注意を呼びかけているところですが、これら以外にも断片情報を含む被害報告が多数寄せられているほか、大使館では把 握できていない事案も多数に上ることは明らかであり、引き続き十分な警戒が必要な情勢です。 ◎ 交通事故を偽装した自動車強盗『本年3件目が発生!』 日本人が被害となる同事案は、本年に入り3月末、9月中旬に発生しており、その都度注意を呼びかけたところですが、10月18日に本年3件目が発生してしまいました。 午後9時頃、激しい雨の中、被害者の邦人男性が同僚の男性を助手席に乗せて自家用車(三菱・トリトン白色)を運転中、スリ・ハタマス・ショッピングセ ンター前の路上で後続の車から追突(軽く接触)され、事故処理のため降車したところ、相手車両(トヨタ・カムリ黒色、男4人が乗車)から運転手を除く3人 が降車し、いきなり被害男性を羽交い締めにする等した上で、エンジンを掛けたままの被害車両に乗り込み、2台ともそのまま走り去ったものです。 幸い怪我はなかったとのことですが、「住宅地で発生した」こと、「複数の男性が乗車していたにも拘わらず被害にあった」こと等、更に悪質かつ大胆な犯行であるとも言え、引き続き十分な警戒が必要です。 ◎ ひったくり『女性が狙われています!』 大使館に寄せられる被害事案で代表的なものが「ひったくり」です。KL市街はもちろん、近郊の住宅地付近でも多数発生している状況であり、場所・時間を問いません。最近の事案だけでも、 ・9月22日午後4時30分頃(クアラルンプール駅付近の路上) 邦人夫妻が駅付近の路上を歩行中、後方から来たバイク単独乗車の犯人が夫人のバックをひったくり逃走。 ・9月26日午後9時30分頃(KLCC近くの路上) 邦人女性がタクシーを拾うため大通りへ向かう途中、後方から来た2人乗りのバイク(実行犯は後部に乗車)から、バックをひっ たくられそうになり、引きずられて転倒し、未遂に終わったものの左足指にひびが入る等の負傷を負った事案。 ・10月6日午後2時40分頃(ペタリンジャヤ(SS2地区)の路上) 邦人女性が商店街の路上を歩行中、後方から来たバイク単独乗車の犯人にバックをひったくられそうになり転倒、未遂に終 わったものの全身各所に打撲傷を負った事案。 ・10月20日午後8時50分頃(セランゴール州(Seri Kembangan)の住宅街) 邦人女性が自宅コンドミニアム前にてバイク単独乗車の犯人からハンドバックをひったくられ、その際に転倒し、全身打撲・挫 傷等を負った事案。 等、多数発生しています。 このように、ひったくり被害の殆どが女性であり、その理由としては、男性よりも奪取しやすく反撃を受けにくいことが考えられますが、「貴重品の殆どをバックの中に入れて持ち歩いている」ことが多く、犯人にとって効率が良いことも一因と考えられます。 また、犯人の殆どはオートバイに乗車しており、ひったくられる際に、転倒し負傷されるケースもしばしば発生していますので、くれぐれもご注意下さい。 ※ 被害に遭わないための対処方法については、大使館ウェブサイトに掲載の「過去の犯罪・トラブル事例」をご参照下さい。 ※ 犯罪に巻き込まれてしまった場合には、身の安全の確保を最優先とし、 ・抵抗せずに相手の言うことに従い金品等は引き渡す ・犯人が逃走した場合であっても犯人を追いかけたりしない 等を徹底してください。 ※ 犯罪の被害に遭ってしまった場合は、今後の被害防止のためにも警察への届出と共に大使館にもご連絡をお願い致します。 |