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偽警官によるスリ事件の発生


  12月12日(水)午後8時頃、スバンのSS12地区の路上において日本から出張中の邦人男性2名が被害者となるスリ事件が発生しました。
クアラルンプール周辺では、同様の被害情報が数件寄せられているほか、集団スリ、ひったくり、置き引き等の窃盗被害が頻発しており、今後とも十分な警戒が必要です。

【 ニセ警官にご注意を!!】
午後8時頃、被害男性2人が宿泊ホテルから近くのレストランへ歩いて向かう途中、黒いセダンに乗車した男3名(私服)から「警察だが、覚せい剤や偽札の捜 査をしているので財布を確認させて欲しい。」旨声を掛けられ、警察IDカードの様なもの示されたため、2人が応じ財布を渡したところ、2人目の男性の財布 を確認する際に、財布からお札が落ちたので不審に思い、財布を返すよう強く申し向け取り返すことが出来たものの、犯人らは逃げる様に車に乗り込み、急発進 で走り去りました。
被害男性らが財布を確認したところ、それぞれ所持金の一部(一万円札)が無くなっており、総額9万円もの被害にあってしまったものです。

同様の被害を防止し、身の安全を確保するためには、以下の点に留意することが有効であると思われますが、凶器を所持している可能性もあるため、十分な注意が必要です。

・相手が警察官だと名乗っても、安易に財布を渡したりしない。
・路上で職務質問を受けた場合は、近くのホテルロビーやレストラン玄関等、人気のある場所に移動する(本物の警察官であれば、少々の移動は認めてくれるはずです。ただし、相手の車に乗り込み移動することは、絶対に避けて下さい。)
・警察IDを入念に確認し、疑問点があれば周囲の人や999番に確認する(毅然とした態度で臨み、疑問点が解消されるまでは、安易に協力しない。)。

※ 当地警察官のIDカードは、クレジットカードサイズの横型で、全体的に薄い青色又は薄い黄色の2種類ありますが、いずれも右上部に濃い青地に警察ロゴが描かれており、左側にはパスポートサイズの写真(制服着用)があります。
※ 相手が本物の警察官であり、正当な職務執行をしていることが判明した場合は、身の潔白を証明するためにも、必要最小限の捜査協力は行う必要がありますが、その場合であっても、財布や鞄等を手渡す必要はありません(中身を一瞥させる等で足りると思われます。)。

このような配意を行ったにもかかわらず、犯人が暴力行為に及んだり、凶器で脅す等して来た場合には、身の安全の確保を最優先とし、
・無理に抵抗せずに相手の言うことに従い金品等は引き渡す。
・犯人が逃走した場合であっても犯人を追いかけたりしない。
等を徹底してください。

なお、犯罪の被害に遭ってしまった場合は、今後の被害防止のためにも警察への届出と共に大使館にもご連絡をお願い致します。

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