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KL市内無料循環バス「GOKL」内におけるスリ事件の発生 |
2013年2月14日
在マレーシア日本国大使館 クアラルンプール市内中心部を運行している無料循環バス「GOKL」車内において邦人が被害となるスリ事件が今月に入り2件発生しています。無料で乗車出 来ることを悪用し、スリ犯が常習的に犯行を繰り返している可能性もあり、引き続き十分な注意が必要です。 【1件目】 2月7日(木)午後1時15分頃、GOKLパープルラインに乗車し、パサール・スニ(Pasar Seni)からブキビンタンに向かっていた邦人男性が、降車のため荷台に置いていたリュックを取ろうとした際に、ズボンの左前ポケットに入れていた財布をスリ盗られました。 被害当時、車内は非常に混み合っており通路に立ったまま乗車していたため、被害男性はスリを警戒し、時折財布を確認するなど相当の注意を払っていたにも関わらず、被害に遭ってしまったとのことです。 【2件目】 2月11日(月)午後3時頃、チャイナタウンへ向かうためブキビンタンからGOKLパープルラインに乗車した邦人女性が、バスに乗り込む際に、肩に掛けて いたバックのホックを開けられ、中に入れていたコインケースをスリ盗られました。 被害女性はお子さんをベビーカーに乗せていたため、乗車時に手伝ってくれた30代位の男性がいたそうですが、結局その男は、バスには乗車しなかったとのことです。 この他にも、クアラルンプール周辺では駅構内やデパート内のエスカレーター付近などでのスリ被害のほか、ひったくり、置き引き等の窃盗被害が頻発しており、今後とも十分な警戒が必要です。 ※ 同様の被害を防止し、身の安全を確保するためには、以下の点に留意することが有効であると思われます。 ○ トートバック等の蓋やチャックの無いバック、上着、ズボンのポケット等、被害に遭いやすい所に、財布や貴重品を入れない。 ○ 人混みや混み合う車内等では、バック等は常に自分の見える範囲で所持し、開口部は確実に閉じて常に手で押さえておく。 ○ 人混みや車内で、身体を寄せて密着して来たり、突然話しかけられた場合等は特に警戒する(複数で犯行に及び、一人が 注意を引きつけて、その隙をついて別の者がスリを実行することもあります。)。 また、万が一に備え、下記も留意して下さい。 ○ 多額の現金を持ち歩かない。 ○ 貴重品は分散して所持する。 ○ 自宅の住所が分かるもの(免許証等)と自宅の鍵を一緒に所持しない。 このような配意を行ったにもかかわらず、同様の事態に巻き込まれてしまった場合には、身の安全の確保を最優先とし、 ○ その場で犯人が判明した場合は、運転手や周りの乗客に助けを求める(但し、周囲を犯人グループに取り囲まれている可能性 もあり、注意が必要です。)。 ○ 暴力を振るわれた場合は、無理に抵抗せず相手の指示に従い金品等は引き渡す。 ○ 犯人が逃走した場合は、無理に犯人を追いかけたりしない。 等を徹底してください。 なお、被害に遭ってしまった場合は、今後の被害防止のためにも警察への届出と共に大使館にもご連絡をお願い致します。 |