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邦人被害にかかる強盗事件の発生(2件)
平成25年8月6日 
在マレーシア日本国大使館

 7月26日、28日、クアラルンプール 市内において邦人女性被害にかかる強盗事件が連続して発生しました。いずれも犯人は逃走しており、再犯のおそれもあるため、今後とも十分な警戒が必要で す。

【1件目】タクシー運転手による強盗事件
 7月26日、モントキアラ近くに所在するショッピングモール(パブリカ)からタクシーに乗車した20代の邦人女性が、同タクシーの運転手からパラン刀で斬 りつけられ、所持していたバックを強奪される事件が発生しました。

 クアラルンプール周辺では、タクシーにまつわるトラブルも多く、運賃トラブルのほか、今回の事件の様に運転手による強盗等、凶悪事件も多数発生していると ころです。

 タクシー自体が、正規の乗務員から他人に又貸しされ、ライセンスを持たない者が不当に運転していることも多いと言われており、今後とも十分な注意が必要で す。
【概要】
 7月26日(金)午後7時40分頃、20代 の邦人女性が自宅に帰るため、ショッピングモール敷地内でタクシーを探し、たまたま通りかかった流しのタク シーと交渉してメーターを使うことで同意したので単独で乗車したところ、途中から自宅とは違う方向に向かい始めたため、不審に思い、止まるよう何度も申し 向けたものの、運転手はこれを無視し、最終的に暗い路地に入り車を止められたため、被害女性は車から降りて走って逃げようとしましたが、腕を捕まれて、そ のままパラン刀で数回にわたり両腕を斬りつけられ、所持していたバック(財布、パスポート等在中)を強奪されたものです。 

 被害女性は、近隣住民に助けを求め、駆けつけた警察官により病院に搬送され、幸い命に別状はありませんでしたが、両腕を複数箇所切られる等の大怪我を負 い ました。

※  逃走した犯人の特徴は以下のとおりです。
    ・赤/青ツートンのセダン型タクシー(ナンバー不明)に乗車
    ・中華系、やせ型、スキンヘッドの40代男性
    ・片言の英語を話す
    ・薬物中毒の可能性(いきなりし激高し、無抵抗の女性に何度も攻撃を繰り返す等)
【対策】
※ 同様の被害を防止し、身の安全を確保する ためには、以下の点に留意することが有効です。
  • なじみのタクシー運転手を利用する。
  • タクシー会社に連絡して、手配されたタクシーを利用する。
    ※ 流しは利用しない。ショッピングモール、ホテル等の係員に手配を依頼する。
  • タクシーの単独乗車は可能な限り避ける(特に女性の場合)。
  • 正規のタクシーには助手席前に運転手の氏名・会社名・写真が記載された許可証があるので、これらを確認して乗車する(特に運転手が写真と同一人物 か)。
  • 乗車する前にタクシーの車両ナンバーをメモし、電話等で家族等に伝達する(運転手にも分かるように。)。
  • 運転手の様子が少しでもおかしいと感じた場合は、乗車しない。
  • 乗車中に相乗りを求められた場合は、応じず、その場で降車する。
  • 乗車中に明らかにおかしいと感じた場合は、信号等で停車中に降車する。
    ※ 高速走行中の車両から飛び降りることは絶対にしない。
このような配意を行ったにもかかわらず、同様の事態に巻き込まれてしまった場合には、身の安全の確保を最優先とし、
  • 暴力を振るわれた場合は、無理に抵抗せず相手の指示に従い金品等は引き渡す。
  • 犯人が逃走した場合は、無理に犯人を追いかけたりしない。
  • 犯人の特徴等を覚え警察に通報する(車両ナンバー、車種、運転手の特徴等)
等を徹底してください。

なお、被害に遭ってしまった場合は、今後の被害防止のためにも警察への届出と共に大使館にもご連絡をお願い致します。


【2件目】けん銃(真贋不明)を用いた強盗未遂事件
 7月28日(日)午後4時過ぎ、KLCC付近のJalan Pinang(マンダリンオリエンタルホテルの向かいの通り)を単独で歩いていた邦人女性が、黒色車両(車種等不明も高級車)に乗車した中華系の男から、 いきなりけん銃様のものを向けられて、所持していたバックを要求される強盗未遂事件が発生しました。

 被害女性が逃げようとしたところ、車で先回りして追いかけてきましたが、同女性が垣根を越えて脇道に逃れたことで、犯人は強奪を諦めて、そのまま逃走しま した。

 犯行当時は、たまたま周りに人がいなかったものの、車は走行していたとのことです。

※  逃走した犯人の特徴は以下のとおりです。
   ・黒色高級車(ナンバー不明)に乗車
   ・中華系男性
   ・けん銃様の凶器を使用(真贋不明)
【対策】
※ 同様の被害を防止し、身の安全を確保するためには、以下の点に留意することが有効です。
  • 短距離・短時間の移動であっても、単独での歩行は出来る限り控える(特に女性の場合)。
  • 移動の際は、なじみのタクシーやタクシー会社に連絡して、手配されたタクシーを利用する。
  • バック等の手荷物はなるべく持たず、貴重品は分散して所持する。
このような配意を行ったにもかかわらず、同様の事態に巻き込まれてしまった場合には、身の安全の確保を最優先とし、
  • 暴力を振るわれた場合は、無理に抵抗せず相手の指示に従い金品等は引き渡す。
  • 犯人が逃走した場合は、無理に犯人を追いかけたりしない。
  • 犯人の特徴等を覚え警察に通報する(車両ナンバー、車種、運転手の特徴等)
等を徹底してください。

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