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タクシー運転手による強盗致傷事件の発生

平成26年8月19日 

 8月13日、セントラルマーケット付近の路上で流しのタクシーに乗車した旅行中の邦人夫妻が、同タクシーの運転手から金品を要求され、所持品を強奪される事件が発生しました。
 犯人は、被害男性及び駆けつけた付近住民の協力により、その場で逮捕されましたが、被害男性は、パラン刀で左腕を複数回切りつけられ、100針以上縫う大怪我を負っています。

 クアラルンプール周辺では、タクシーにまつわるトラブルも多く、運賃トラブルのほか、今回の事件の様に運転手による強盗等、凶悪事件も多数発生しているところです。
 タクシー自体が、正規の乗務員から他人に又貸しされ、ライセンスを持たない者が不当に運転していることも多いと言われており、タクシー利用の際は、今後とも十分な注意が必要です。

【事件概要】
8月13日(水)午後9時30分頃、旅行滞在 中の邦人夫妻が、セントラルマーケット前の路上から流しのタクシーに乗車して宿泊ホテルに向かうなか、途中からルートを外れたため不審に思っていたとこ ろ、運転手は団地裏の空き地に入り車を止め、いきなりパラン刀をかざして金品を渡すよう要求し、被害男性から現金やバックを強奪したものです。

被害女性が隙を見て車から降りて助けを求め、犯人は被害男性と駆けつけた複数の付近住民の協力により、その場で逮捕されましたが、被害男性は、抵抗した際にパラン刀で数回にわたり左腕を斬りつけられ、100針以上を縫う大怪我を負っています。


※ 同様の被害を防止し、身の安全を確保するためには、以下の点に留意することが有効ですが、いずれの場合でも、当該タクシーを利用していることを第三者が知っている状況について運転手にも認識させていることが大切です。
〇流しは利用せず、タクシー会社に連絡して、手配されたタクシーを利用する。
 ※ 電話がない場合は、ホテル、ショッピングモール等の係員に手配を依頼する。
 (※ スマートフォン向けタクシー手配アプリ(MyTeksi, TaxiMonger等)は地図情報と連動し、現在地付近にいる優良運転手を自ら手配でき好評とのことです)。

〇なじみのタクシー運転手を利用する。

〇白タク(自家用車を使用した無許可タクシー)は絶対に利用しない。

〇タクシーの単独乗車は可能な限り避ける(特に女性の場合)。

〇正規のタクシーには助手席前に運転手の氏名・会社名・写真が記載された許可証があるので、確認してから乗車する(特に運転手が写真と同一人物か)。

〇やむを得ず流しのタクシーに乗車する場合等は、乗車する前にタクシーの車両ナンバーをメモし、電話等で家族等に伝達する(運転手にも分かるように)。

〇運転手の様子が少しでもおかしいと感じた場合は、乗車しない。

〇乗車中に明らかにおかしいと感じた場合は、信号等で停車中に降車する。
 ※ 高速走行中の車両から飛び降りることは絶対にしない。

  

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