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クアラルンプール近郊における手榴弾爆発事件の発生に伴う注意喚起 〜 オープンスペースのリスクを理解し、事件に遭遇しない配慮と被害最小化に努めましょう 〜 |
平成28年7月01日
在マレーシア日本国大使館 1 6月28日深夜,クアラルンプール郊外のプチョン地区に所在するショッピングモール1階の飲食店で、手榴弾の爆発により8人が負傷しました。 事件のあった飲食店は、建物の外にテーブルを配置して接客する「オープンカフェ」スタイルの店舗で、報道によると「犯人が何かを店の敷地の中に放り込むのを見た」等の目撃証言も寄せられているとのことです。 2 本件事案の発生後、マレーシア人ISIL関係者と称する人物が、ISILが事件に関与を示唆する投稿をインターネット上に掲載しました。これに対し、マ レーシア国家警察幹部は、テロの可能性を含めた捜査を行っていることを認める一方で、被害者が何者かから狙われていた可能性があることも認めています。ま た、別の国家警察幹部はこの掲載について「テロリストによる心理戦の一環とも考えられる」と述べています。 3 マレーシア国家警察は、本年1月以降、テロに対して最高度の警戒態勢を取っておりますが、本件事案に関連した注意関係等は発しておりません。 また、当地欧米各国大使館も、本件事案を捉えた特段の情報発信はしておりません。 4 在留邦人の皆様をはじめ、観光などで短期滞在中の皆様におかれましては、オープンカフェスタイルの店舗では、爆発事件を始め銃乱射や刃物による殺傷事件が 発生した場合、身を隠したり犯人の接近を阻止することが極めて困難であるというリスクをご承知ください。 また、ラマダン期間中、特に金曜日には不測の事態が発生する可能性があることを念頭に置くとともに、宗教施設や空港・駅などの公共交通機関や大規模商業施 設、観光地などの人が多数集まる場所へ外出する際は、テロ攻撃を含めた事件事故に対する警戒心を忘れないようご注意ください。 5 なお、当館では銃乱射事件・爆弾事件テロ事件に対する諸対策を進めるための参考資料として、下記の注意喚起を出しておりますのでご参照下さい。 【銃乱射事件及び爆弾テロ事件に関する注意喚起 −日頃から警戒と備えを怠らないようにしましょう−】
以 上 |