メキシコ及び米国におけるH1N1亜型豚由来インフルエンザの発生について(第2報) |
在マレーシア日本大使館 平成21年4月28日
現在、メキシコ、米国等においてH1N1亜型の豚インフルエンザの人への感染が発生していますが、世界保健機関(WHO)、マレーシア政府及び日本政府の対応について、以下のとおりお知らせします。
1.WHOの対応について WHOは、現在の発生状況を踏まえ、新型インフルエンザの警告レベルについて検討を行い、現在の「フェーズ3」から28日「フェーズ4」に引き上げました。 海外への渡航の制限については、各国に対してこれを行わないよう勧告していますが、体調のすぐれない者は渡航を延期し、渡航後にインフルエンザの症状が出つつある者は医療機関を受診することが望ましいとしています。(日本政府による渡航情報については下記3.参照)
2.マレーシア政府の対応について マレーシア保健省の対応については、以下(1)〜(3)のとおりです。 これまでのところ、マレーシア国においてはH1N1亜型豚インフルエンザの人への感染事例に関する発表等はありません。(リウ・ティオンライ保健相は27日時点で感染事例がないと述べています。) (1)状況の監視 豚インフルエンザの発生状況を監視するため、省内にオペレーションルームを立ち上げた。 (2)医師による疑い例の報告 民間医療機関の医師を含む国内の全ての医師に対して、4月17日以降にメキシコ、米国カリフォルニア州・テキサス州を訪問したインフルエンザ類似の疾患又は重症肺炎の患者を診療した場合には、地区保健当局に通報するよう要請した。 (3)入国に当たってのスクリーニング 4月17日以降にメキシコ、米国カリフォルニア州・テキサス州を訪問し、マレーシアに入国するマレーシア国民及び訪問者について、全ての入国地点において豚インフルエンザの症状の有無につきスクリーニングを実施することとした。
3.日本政府の対応
日本政府においては、27日の関係閣僚会合に引き続き、28日には新型インフルエンザ対策本部を開催し、情報収集や水際対策等の対策を講じているところで
す。外務省においては、現在、メキシコへの渡航に関し、「不要不急の渡航は延期してください」との感染症危険情報を発出しています。
4.在留邦人の皆様へ 在留邦人の皆様におかれては、下記関連リンク、大使館ホームぺージ(鳥・新型インフルエンザに関するページ:http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/birdflu/top.htm)や関連報道を通じた情報収集を行い、事態の推移を見極めつつ冷静な対応をとるようお願いいたします。 また、WHOの発表を踏まえ、今後の感染拡大の可能性に備え、今から所要の対策として、うがい、手洗いの励行等の予防対策や、食料、日用品等の備蓄品の確認をお願いいたします。 な
お、マレーシア保健省では、本案件に関するホットライン(03-88810200/03-88810300)を設置しています。万一、邦人の皆様にて、本
件インフルエンザ発症の疑いがある場合には、右ホットラインへの連絡とともに、在マレーシア日本大使館までご連絡願います。
(関連リンク) ○外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars.asp ○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省ホームページ) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html ○Swine Influenza(世界保健機関ホームページ)(英語) http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/
|