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新型インフルエンザA(H1N1)に関する
説明会(概要)
昨今の新型インフルエンザのマレーシア国内における感染拡大を踏まえ、9月17日、新型インフルエンザA(H1N1)に関する説明会が在マレーシア日本 国大使館及びマレーシア日本人商工会議所(JACTIM)の共催により開催されました。 【日 時】 2009年9月17日(木)
17:30〜19:00
【場 所】 JACTIM会議室 【参 加 者】 日系企業等 約50団体 【議事概要】 以下のとおり。 1. 新型インフルエンザA(H1N1)のマレーシアにおける状況について(在マレーシア日本国大使館・小野一等書記官よりの説明) 今回の新型インフルエンザの特徴や、マレーシアにおける発生状況、政府の取組等について説明(資料:別添1)。 2. 新型インフルエンザについて(HSCジャパンクリニック・山村讓医師よりの説明) インフルエンザの症状や予防・治療方法についての医学的見地からの説明、及びHSCジャパンクリニックにおける今回の新型インフルエンザに対する対応につ いて紹介(資料:別添2)。 3. 意見交換・質疑応答 ○ 小児に対して大人用のタミフルは処方可能か。小児向けにはシロップがあると聞くが、当地における入手可能性はどうか。 → ドライシロップは現時点では入手できていない。大人用のタミフルを半分にして処方するのでは多すぎると思料。今後発生状況を見ながら入手に努めたい (山村医師)。 ○ 一部の当地報道でタミフルのジェネリック薬が販売されていると聞くが、事実関係及び安全性はどうか。 → 一部の私立診療所では、「タミフル」とは別の抗ウイルス薬が低価格で処方されていると承知。安全性について詳細は承知していないが、この取組につい ては保健省も後援しており、問題はないのではないかと思料(大使館)。 ○ タミフルは処方を受けてから服用した方がよく、また当地では診療所によっては入手可能とも聞いている。今回の新型インフルエンザが弱毒であることを合 わせ考えてもなお、タミフルは備蓄する方が望ましいのか。 → タミフルを予防的に使用するのはウイルスの耐性化も考えると好ましくなく、発症してから用いるべきとのご指摘はそのとおり(山村医師)。 → 当地で抗ウイルス薬が払底するような最悪の事態を想定すると、可能であれば備蓄した方がよいのではないか(大使館)。 → タミフルは鳥インフルエンザを想定して自衛の観点から調達しており、今回の新型インフルエンザ対応のための使用のタイミングは未定。副作用の問題も 承知しており、医師の診断があった場合に使われるようにしたい(参加者)。 ○ 手洗い、うがい等の感染予防策が重要と考えるが、マレーシア人従業員の意識は必ずしも高くない。従業員に外国人労働者がいるところも多いであろうし、 各社のマネジメントとして基本的な取組をきちんとすべきと認識。 → 新型インフルエンザに対する国民の認識の低さはWHOからも指摘されていると聞いており、マレーシア政府としても啓発に力を入れているところ。マ レーシア保健省のホームページ(www.moh.gov.my) には、マレー語で書かれたパンフレットなどがダウンロードできるようになっており、従業員対策にご活用いただきたい(大使館)。 (c) Embassy of Japan in Malaysia No.11 Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia |