(1)パンデミック(世界的大流行)になった場合、感染を防ぐためには感染した人と
の接触機会を減らすことが重要ですので、そのため不要不急の外出をしないことが原則です。また、外出しなくても良いように最低限(新型インフルエンザに関
しては少なくとも2週間分程度が目安とされています)の飲食料、日用品、常備薬等の生活必需品の備蓄はしておいた方が良いでしょう。また、いつでも出国で
きるように、現金の準備や、旅券や査証の残存有効期間の確認も常に行っておくようにしてください。
(2)なお、日頃から手洗い・うがいの
励行、バランスのよい食事、十分な睡眠等の体調管理に努めることが、その他の感染症を含めた感染を予防するためにも非常に重要です。また、季節性のインフ
ルエンザワクチンの予防接種は、新型インフルエンザとの複合感染を防ぐことや早期治療の観点からも、接種されることをお勧めします。
【参考1:感染防止策】 ?@十分な水・食料の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。 ?A外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。 ?B積極的に手洗いやうがいを行う。 ?Cウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。 ?D発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、当地の医療機関を受診する。
【参考2:備蓄例】 (1)食料(長期保存可能なもの) 米、乾めん類(そば、そうめん、ラーメン、うどん、パスタ等)、切り餅、 コーンフレーク・シリアル類、乾パン、各種調味料、レトルト・フリーズドライ食品、冷凍食品(家庭での保存温度、停電に注意)、インスタントラーメン、即席めん、缶詰、菓子類、ミネラルウォーター、ペットボトルや缶入りの飲料、育児用調整粉乳
(2)日用品・医療品 マ
スク(不織布製マスク)、体温計、ゴム手袋(破れにくいもの)、水枕・氷枕(頭や腋下の冷却用)、漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)、消毒用アルコー
ル(アルコールが60%〜80%程度含まれている消毒薬)、常備薬(胃腸薬、痛み止め、その他持病の処方薬)、絆創膏、ガーゼ・コットン、トイレットペー
パー、ティッシュペーパー、保湿ティッシュ(アルコールのあるものとないもの)、洗剤(衣類・食器等)・石鹸、シャンプー・リンス、紙おむつ、生理用品
(女性用)
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