セランゴール州でJICA主催のTOT(Training for Trainers)ワークショップを開催

令和4年5月10日
4月21日-22日にJICA主催のTOT(Training for Trainers)ワークショップ「地域コミュニティの安心と安全向上のための災害リスク理解に基づく防災力強化プロジェクト(SeDAR)」がSelangor州Hulu Langat郡で開催されました。

昨年12月の豪雨による洪水を踏まえ、マレーシアの災害リスク軽減・予防能力を向上させるための日本の支援の一つで、セランゴール州政府(災害管理ユニット)、東北大学国際災害科学研究所(IRIDeS)、マレーシア・日本国際技術研究所(MJIIT)UTMと協力して実施されたものです。

本ワークショップではマレーシアと日本の専門家による合同チームが、フルランガットの災害管理・救援委員会のメンバーを対象に講義と研修を行い、災害リスク軽減・管理(DRRM)の基本的な概念、対象地域のリスク評価、地域のDRRM活動計画の方法論について学びました。

JICAは、5月にもセランゴール州の他の対象地域の関係者を対象としたTOTワークショップを開催する予定です。日本は、災害リスクの軽減と予防の分野で多くの専門知識を有しています。このような厳しい地形や気象条件から得られた知識や技術を共有することで、マレーシアの防災対策の向上、復旧・復興に貢献していきます。