2022年度(令和4年度)外務大臣表彰

令和5年3月15日
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献のあった個人および団体の功績を称えることを目的としています。

今年度、日本・マレーシア間の友好親善、交流や相互理解の増進への顕著な貢献に基づき表彰されるのは、マレーシアの個人2名です。
 
1 ザイハン・シュクリ 前・人的資源省技能開発局長

ザイハン前局長は、日本政府が支援するマレーシアにおける産業人材育成に、長年に亘り携わってきました。前局長は、(1)日本政府の無償資金協力により1980年代に建設され、その後もJICAを通じて継続的に支援している「職業訓練指導員・上級技能者養成センター(CIAST)」において設立当初からトレーニング部門のトップとして関与するとともに、(2)日本の先端技術を習得した高度技術者を養成する「日本・マレーシア技術学院(JMTI)」の初代院長を設立当初から約20年近く務めるなど、我が国が進めてきた産業人材育成のマレーシア側での中心的な役割を約40年に亘り果たしました。

 
2 サハリマン・ビン・ハムダン・マレーシアホームステイ協会会長

サハリマン会長は、1995年以降、マレーシアホームステイ協会会長として、日本からマレーシアへのホームステイを推進するとともに、食や民族舞踊等を通じた文化交流を通じて、日馬間の友好親善に大きく貢献しました。また、マレーシア政府観光局が日本で実施した観光セミナー等にも積極的に参加し、マレーシアでの農園体験やエコツーリズム等の振興を通じて、日馬間の観光分野の協力も促進しました。

また、サハリマン会長はJICA青年研修の同窓組織であるPAMAJAの会長として、本年の東方政策40周年を記念すべく日本文化紹介行事を開催するとともに、JICAと共同で洪水被災地復興支援も行っています。