IFRCを通じた日本政府からMRCSへの陰圧式救急車等の車輌供与

令和3年4月15日
4月9日、岡大使は日本政府から国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)を通じたマレーシア赤新月社(MRCS)への陰圧式救急車及び車輛の供与式に出席しました。
 
日本は、2020年3月からアジア・中東諸国27か国に対し、IFRCを通じて約2,400万ドルを支援しており、そのうちマレーシアにはマレーシア赤新月社に対し97万ドルが充てられています。マレーシア赤新月社に供与された陰圧式救急車は、マレーシアで初めてのものであり、車輛以外に以下の支援が行われています。
(1)5,000家族に食料品、3,000家族に手指消毒剤などの衛生品を配布
(2)主にサバ州に医療用マスクなどの個人防護服を配布
(3)輸送目的のトラックの調達
(4)オンライン会議用のICT機器の調達
(5)オンライン教育などの教育支援の提供
 
供与式では、岡大使は新型コロナ感染症支援に係るIFRC及びMRCSへの謝辞を述べ、IFRC及びMRCSがマレーシア人の新型コロナ対策に救急車等を活用することへの期待を述べました。また、岡大使は、IFRC及びMRCSを通じた支援に加えて、国連児童基金(UNICEF)及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じた緊急支援、UNICEFを通じたワクチン接種体制を構築する「ラスト・ワン・マイル支援」としてのコールド・チェーンの整備、マレーシア政府への医療機器の無償供与、JICAを通じたマレーシア国家災害管理庁(NADMA)への個人保護具(PPE)の供与、「ASEAN感染症対策センター」の設立に向けた取り組み等の日本政府による支援を紹介しました。