岡大使のペナン州訪問

   9月28日，岡大使は，ペナン州を訪問し，日本ライフライン社，日本マレーシア技術学院，マレーシア科学大学を視察したほか，アブドゥル・ラーマン・ペナン州州長，チョー・コン・ヨー・ペナン州首席大臣を表敬し，意見交換を行いました。
   日本ライフライン社では，同社単独での初の海外生産拠点として新設された工場を訪れ，バルーンカテーテルなど，高度で高品質な医療器具の生産に関する説明を受けました。
   日本マレーシア技術学院では，日本式の職業教育を取り入れた，生産・電子・情報・メカトロニクスといった先端技術分野における高度技術者養成の現場を視察しました。日本マレーシア技術学院は，1994年に当時のマハティール首相の要請を受け，日本が技術協力を提供し設立されたもので，長きにわたりマレーシアの経済成長を支える人材を育成してきており，2018年度外務大臣表彰を受賞しています。
   マレーシア科学大学では，2015年に同大学内に設置され，ペナン州における日本とマレーシアの青年交流の拠点の1つとなっている日本文化センターを視察し，日本語教育や日本とマレーシアの人的交流について副田所長と意見交換を行いました。
   ペナン州政府要人との会談では，在留邦人3000人，日本企業100社以上が活動するペナン州と日本の長きわたる友好関係について改めて確認するとともに，都市開発，交通インフラ整備，貿易・投資，教育，文化・青年交流など，幅広い分野において日本とペナン州の緊密な協力をさらに発展させていくことについて意見交換しました。