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ク アラルンプール日本人学校中学生の大使館訪問学習

2009年1月21日に、クアラルンプール日本人学校(JSKL)中学2年生4名が、同校の職場訪問学習において、当館を 訪問しました。 pic

まず星山公使が、あらかじめ学生の皆さんからいただいていた質問に答えました。それとともに、大使館の役割と外交官の仕事 の概要について説明を行いました。全ての国は自分のことを自分で決める「主権」を持ち、日本はその中で全ての国と良好な関係を維持し、紛争が起こって日本 の豊かさが壊されないよう世界に働きかけており、その中で大使館及び外交官は政治・経済・文化など各分野において、それぞれ駐在する国の政府と常時コミュ ニケーションを図る役割を担っていることが紹介されました。

その後、各部より担当業務の紹介が行われました。

政務部からは、マレーシアと日本の二国間関係及びマレーシアの外交・内政、テロ情勢、防衛情報等の収集・分析・報告などの 日常業務と、日本からの要人訪問の際のロジ業務、テロ対策セミナー等の開催などが紹介されました。

経済部からは、日本企業のマレーシアにおける経済活動の支援を中心に、同部の業務について説明がありました。

広報文化部からは、東 方政策への協力やマレーシア日本国際工科大学などの教育事業、文化事業や青年交流事業、広報・プ レス対応、各種問い合わせ対応などの業務を紹介しました。

領事部では旅券が発給されるまでのプロセスを見学し、ビザ発給業務や日本人が事故に巻き込まれた時の現場対応について説明 が行われました。

警備対策担当官からは、様々な地で様々な国の大使館がテロやデモの標的となってきた経緯があるため、大使館はとりわけ厳重 な警備を必要とすることが説明されました。

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大使館の業務を実際に体験するプログラムもありました。広報文化部の窓口には、日々マレーシア人から日本の観光、文化、生 活習慣についての様々な問い合わせが寄せられます。今回、学生の皆さんが、この問い合わせ対応業務にチャレンジ。大使館職員が来館者に扮して質問し、学生 の皆さんがそれに答えました。マレーシア人からの問い合わせという設定で、会話は全て英語。学生の皆さんは、「富士山はどこにありますか?」や「桜を見る のに一番いい時期はいつですか?」といった質問を受け、一生懸命に情報を調べ、悪戦苦闘しながらも立派に英語で答えていました。

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全てのプログラムが終了した後、参加した学生の皆さんから以下のような感想をいただきました。

中野遥香さんpic
「大使館の内部を見学する機会は、めったにないよい機会となりました。大使館の存在をあまり日ごろは感じませんが、実は縁の下の力持ちのような役割をして いて、身近な存在であることが分かりました。いろいろな話を聞く中で、仕事に対する姿勢や、対応を決める時の判断の仕方など、勉強になりました。今日の経 験を、将来職業を決める時に生かしたいと思います。」

柳川貴洋さん
「大使館のブリーフを自分に理解できるのだろうか?と思っていましたが、説明は分かりやすかったです。部によって役割が異なり、それぞれが責任を持って仕 事に当たっている姿が印象的でした。今日の経験を、進路を決める上で参考にしたいです。」

村上史也さん
「大使館の人は真面目で堅いという印象がありましたが、実際には面白い人が多かったです。問い合わせ業務体験を通じて、英語力をつけたいと思いました。こ れからはもう少しまじめに英語を勉強しようと思います。今日の話を思い出しながら、これからの進路を決めたいと思います。」

清左優美さん
「なかなか内部を見ることができない大使館で、いろいろな部のお話を聞き、いろいろな体験をすることができてよかったです。大使館は国と国との交渉事だけ を扱っているのだと思っていたのですが、思ったよりたくさんの仕事があり驚きました。」


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