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世界金融危機と日本・マ レーシア経済関係 |
12月11日に日本大使公邸において、堀江大使による「世界金融危機と日本・マレーシア経済関係」と題する記者ブリーフが 行われました。 1.2008年の日マ間貿易 2008 年1月〜10月のマレーシアの輸出額は、前年の同時期に比べ13.9%増加したのに対し、マレーシアの対日輸出額は25.9%増加し、平均を大きく上回っ た。10月のマレーシアの輸出額は前年の同時期と比較して2.6%減で、地域別には対ASEANが6.1%減、対アメリカが18.9%減、対EUが 11.4%減であったのに対し、対日本は33.4%増加した。アメリカとEUへの輸出額の減少は、電子・電気機器の輸出が減少したことによるもので、対日 輸出額の増加は主にLNG及び木材の輸出の伸びによるものである。 2.日マ経済交流 10
月30日にはマレーシア戦略・国際問題研究所及び国際経済交流財団日本経済共催の国際シンポ"EAFTA, CEPEA, FTAAP and
Beyond"が行われた。日本とマレーシアのみならず、アジア各国からスピーカーが参加し、アジアにおける自由貿易協定の展望について意見交換がなされ
た。 3.マレーシアのビジネス環境 マレーシアはインフラが整備され、労働力の質は高く、政治的・経済的・社会的に安定し、通貨も相対的に安定しており、日本
の投資家にとって最も魅力的な製造拠点のひとつである。更なるビジネス環境の改善のために日本政府は、JETRO
クアラルンプール、マレーシ
ア日本人商工会議所(JACTIM)と連携し、ビ
ジネス環境整備小委員会(日本マレーシア経済連携協定に基づき設置された政府間対話の枠組みの一つ)を通じて、マレーシア政府との対
話を行ってきた。 4.アジア経済の支援における日本と国際機関との協力 日本はIMFに対し、最大約10兆円の資金を融資する。また、世銀グループの国際金融公社が10億米ドルを、日本国際協力銀行が20億米ドルをそれぞれ拠 出し、途 上国銀行資本増強ファンドを設立する。民間セクターに対する融資・投資を促進するため、同基金からアジアや中南米、アフリカなどの新 興市場の銀行に資金を注入し、小・新興国の経済を支援する。また貿易保険を複数国間でカバーし合うア ジア太平洋貿易保険ネットワークの構築を提案している。 【Press Coverege】 |
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