2020年度(令和2年度)外務大臣表彰
令和3年11月17日
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献のあった個人および団体の功績を称えることを目的としています。
今年度、日本・マレーシア間の友好親善、交流や相互理解の増進への顕著な貢献に基づき表彰されるのは、マレーシアの3団体と日本人2名です。
(団体)
(1) マレーシア・バドミントン協会(BAM)
1934年設立のマレーシア・バドミントン協会は、スポーツを通して、日本・マレーシア間の相互理解の増進に多大な功績を上げました。同協会は、世界第一級の選手のみならずコーチも育成しており、このマレーシア出身のコーチたちが、過去10年以上に亘り日本代表チームの指導陣に加わり、近年の日本のレベル向上に大きく貢献しました。昨年12月に亡くなったマレーシア人のイズアン氏は桃田選手のコーチを務めていたことがあり、同氏の訃報に際し桃田賢斗選手は同氏とその家族に向けて哀悼の意を表明しました。
また、同協会は、東京オリンピックを念頭に、積極的に日本で合宿を行っており、合宿受け入れ地等との交流・協力を通じた友好親善にも熱心に取り組んでいます。
(2) マレーシア柔道連盟(MJF)
マレーシア柔道連盟は、1961年の設立以来、マレーシア国内における柔道の紹介、普及及び振興に中心的役割を果たしてきました。マレーシアにおいて柔道の国際大会を積極的に開催した他、国内各地の柔道協会を指導してその活動を支援するとともに、マレーシア国軍、警察等における柔道の活用を推進しました。これらの活動の結果、マレーシアにおける柔道人口が大いに増加しました。なお、1964年東京オリンピックには、同連盟の選手2名が出場しました。
(3) マラヤ大学言語学部日本語専攻
マラヤ大学言語学部日本語専攻は、マレーシアで唯一、日本語学を専門に学習し、日本語学の学位が取得できるコースです。1998年に開設されて以来、300人以上の学生が学びました。同コースでは、日本語教育の他、日本の歴史や日本文化・文学等の教育を行うとともに、日本の大学との交換留学、日系企業におけるインターンシップを実施し、日本理解の向上、日本・マレーシア間の友好親善に貢献しています。
(個人)
(1) 水野俊夫 マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)日本人派遣教師団団長
水野俊夫団長は、東方政策を支え、日本・マレーシア間の相互理解の増進に多大なる貢献をされました。水野氏は、東方政策の一類型である「日本マレーシア・ツイニングプログラム(JADプログラム)」において副学部長を2007年から6年間務められ、2014年から現在に至るまでマラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)において日本政府派遣教師団団長を務められており、マレーシア人学生の日本留学支援及び促進に継続して取り組まれてきました。
(2) 下園聖子 吹上町(鹿児島県日置市)マレーシア交流実行委員会会長
下園聖子会長は、鹿児島県に滞在しつつ、日本・マレーシア間の相互理解の増進に大きな貢献をされました。1984年に東方政策に基づき派遣されたマレーシア人留学生の第一陣が鹿児島県を訪れて以来、下園氏は同留学生との交流を行ってこられました。これまでに下園氏が支援、交流した同留学生は数百人に上ります。1998年には吹上町マレーシア交流委員会を設立し会長を務められています。また、鹿児島県日置市とスランゴール州スバンジャヤ市の姉妹都市提携に寄与されました。
今年度、日本・マレーシア間の友好親善、交流や相互理解の増進への顕著な貢献に基づき表彰されるのは、マレーシアの3団体と日本人2名です。
(団体)
(1) マレーシア・バドミントン協会(BAM)
1934年設立のマレーシア・バドミントン協会は、スポーツを通して、日本・マレーシア間の相互理解の増進に多大な功績を上げました。同協会は、世界第一級の選手のみならずコーチも育成しており、このマレーシア出身のコーチたちが、過去10年以上に亘り日本代表チームの指導陣に加わり、近年の日本のレベル向上に大きく貢献しました。昨年12月に亡くなったマレーシア人のイズアン氏は桃田選手のコーチを務めていたことがあり、同氏の訃報に際し桃田賢斗選手は同氏とその家族に向けて哀悼の意を表明しました。
また、同協会は、東京オリンピックを念頭に、積極的に日本で合宿を行っており、合宿受け入れ地等との交流・協力を通じた友好親善にも熱心に取り組んでいます。
(2) マレーシア柔道連盟(MJF)
マレーシア柔道連盟は、1961年の設立以来、マレーシア国内における柔道の紹介、普及及び振興に中心的役割を果たしてきました。マレーシアにおいて柔道の国際大会を積極的に開催した他、国内各地の柔道協会を指導してその活動を支援するとともに、マレーシア国軍、警察等における柔道の活用を推進しました。これらの活動の結果、マレーシアにおける柔道人口が大いに増加しました。なお、1964年東京オリンピックには、同連盟の選手2名が出場しました。
(3) マラヤ大学言語学部日本語専攻
マラヤ大学言語学部日本語専攻は、マレーシアで唯一、日本語学を専門に学習し、日本語学の学位が取得できるコースです。1998年に開設されて以来、300人以上の学生が学びました。同コースでは、日本語教育の他、日本の歴史や日本文化・文学等の教育を行うとともに、日本の大学との交換留学、日系企業におけるインターンシップを実施し、日本理解の向上、日本・マレーシア間の友好親善に貢献しています。
(個人)
(1) 水野俊夫 マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)日本人派遣教師団団長
水野俊夫団長は、東方政策を支え、日本・マレーシア間の相互理解の増進に多大なる貢献をされました。水野氏は、東方政策の一類型である「日本マレーシア・ツイニングプログラム(JADプログラム)」において副学部長を2007年から6年間務められ、2014年から現在に至るまでマラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)において日本政府派遣教師団団長を務められており、マレーシア人学生の日本留学支援及び促進に継続して取り組まれてきました。
(2) 下園聖子 吹上町(鹿児島県日置市)マレーシア交流実行委員会会長
下園聖子会長は、鹿児島県に滞在しつつ、日本・マレーシア間の相互理解の増進に大きな貢献をされました。1984年に東方政策に基づき派遣されたマレーシア人留学生の第一陣が鹿児島県を訪れて以来、下園氏は同留学生との交流を行ってこられました。これまでに下園氏が支援、交流した同留学生は数百人に上ります。1998年には吹上町マレーシア交流委員会を設立し会長を務められています。また、鹿児島県日置市とスランゴール州スバンジャヤ市の姉妹都市提携に寄与されました。
<写真>
(団体)
1 マレーシア・バドミントン協会(BAM)

2 マレーシア柔道連盟(MJF)

(同柔道連盟傘下のジャヤ柔道クラブのメンバー)
3 マラヤ大学言語学部日本語専攻

(2019年12月 岡大使視察)
(個人)
1 水野俊夫 マラヤ大学予備教育部日本留学特別コース(AAJ)日本人派遣教師団団長

2 下園聖子 吹上町(鹿児島県日置市)マレーシア交流実行委員会会長

(ノル・ヒシャム・クアラルンプール市長(当時)表敬訪問)
※同市長は、元スバンジャヤ市長。