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(1)住居を選択する前に
- 治安等に関する説明を十分に受けたか?
- 治安機関の能力及び警備会社(ガードマン)等の信頼性を把握したか?
- 住居の選択に際し、同僚等からアドバイスを受けたか?
- 市街地(道路)地図を入手し、検討をしたか?
- 信頼できる住宅業者がいるか?
(2) ルートの安全確保
- 自宅住居への道筋として、幾つかの異なった安全なルートを採用できるか?
- 自宅住居へのルートは、比較的広い道幅のものでかつ安全か?
- ルートの途中に、尾行されたときに避難するための安全な場所があるか?
- 自宅から目的地まで行く上で、危険地域を通過しなくても済むか?
- 通学や買い物等日常的な目的地までの安全性は確保されるか?
(3) 地域の安全確保
- 住居の周辺地域住民は、安全や防犯に関する住民の関心が高いか?
- 住居地域は、警察、消防、医療、救急機関等のサービスが利用可能な範囲にあるか?
- 付近に日本人や第三国の居住者が住んでいるか?
- 住居地域は、スラムや問題地域に隣接していないか?
- 住居の周辺に賊が身を潜めるような場所はないか?
- 住居周辺に自宅住居が監視できる場所はないか?
- 住居の付近では、不審者及び不審車両に対する警戒が容易か?
(4) 住居の安全確保
- 自宅住居(独立家屋)を取り巻く四方のうち三方は、他の住居に囲まれているか?
- 隣接する住居にいかなる人物が住んでいるかチェックしたか?
- 自宅住居への出入り(特に車両)は、安全かつスムーズに行える構造か?
- 周辺の住居に比較し、自宅住居の防犯対策は外から見て同等以上か?
- 家主は、住居の防犯対策強化に積極的か?
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2.一戸建住宅
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(1) 外塀
- 住居敷地内に外から簡単に侵入できない構造物(塀、柵、門扉等)があるか?
- 外塀の高さ及び堅牢性は十分か?
- 侵入者が外壁を乗り越えできる箇所はないか?
※ 死角となる場所、電柱、樹木、その他の構造物
- 外塀から直接建物住居の2階あるいは屋根等に忍び込める構造になっていないか?
- 敷地の周辺に照明設備があるか?
- 必要により、塀の上に障害物(鉄条網、忍び返し等)が設置されているか?
- 必要により、侵入警戒装置、テレビ監視装置が設置されているか?
- 外部から住宅内部が覗かれないか?
(2) 門扉
- 鍵なくしては容易に侵入できない門扉であるか?
- 門扉は外塀と調和(高さ及び堅牢性)されたものか?
- 来訪者の確認手段(インターホン、テレビ監視装置等)があるか?
- 門扉周辺に照明設備があるか?
- 門扉周辺に賊が身を潜めるような場所がないか?
- 門扉内部から外部(住居周辺)の安全を確認できるか?
(3) 駐車場
- 駐車場は、住宅敷地内にあるか?
- 駐車場への車の出し入れが迅速かつ安全に行えるか?
- 駐車場出入扉は、人の出入扉と区分されているか?
- 必要により、リモコン等による駐車場出入扉の自動開閉装置があるか?
- 駐車場内に賊が身を潜められるような場所はないか?
- 駐車場内外に照明設備があるか?
(4) 庭
- 庭及び建物外周に照明装置があるか?
- 敷地内に賊が身を潜められるような場所はないか?
- 庭の樹木等は、整備、除草されているか?
- 建物住居の2階あるいは屋根に忍び込める構造物はないか?
- 庭に梯子等が放置されていないか?
(5) 入口扉(玄関)
- 扉及び扉の枠は頑丈なものか?
- 扉には、2つ以上の錠前及びドアチェーンが付いているか?
※扉把手の錠前装置、閂等の安全錠等
- 扉には、覗き穴、インターホン(監視テレビ付が望ましい)等来訪者の確認手段があるか?
- 扉のすぐ近くに、賊が手を伸ばして扉を内側から開けるような窓がないか?
- 扉の周辺に照明設備(常夜灯)はあるか?
- 必要により、センサー等の侵入警戒装置はあるか?
(6) その他の出入口
- 扉及び扉の枠は頑丈なものか?
- 扉には、錠前及び閂等が複数取付けられているか?
- 必要により、センサー等の侵入警戒装置はあるか?
(7) 窓
- 窓及び窓枠は頑丈かつ安全なものか、また、確実にロックできるか?
- 一戸建住宅の場合、全ての窓(2階の窓を含む)に鉄格子が取り付けてあるか?
- エアコンの取り付け部、天井窓、トイレ等の小窓にも鉄格子は取り付けてあるか?
- 鉄格子は、簡単に取り外されたり、切断あるいは押し曲げられない強度のものか?
- 集合住宅の場合、賊が侵入してくる可能性のある箇所(窓等)はないか?
※ 集合住宅の共用場所(テラス、階段)等に隣接する窓には、鉄格子又は障害物が必要
- 必要により、センサー等の侵入警戒装置はあるか?
- 非常時の脱出に際し、一部の窓の補強装置は内側から開けることができるか?
(8) 建物
- 建物の構造は堅牢か?
- 屋根、床下から侵入されない構造か?
- 建物内部に警報装置はあるか?
※ 非常押しボタンの位置、ベルの位置、ベルの大きさ、補助電源等
(9)避難室
- 主寝室等は、避難室化するための工事が容易か?
- 電話機(警備会社への通報装置)はあるか?
- 貴重品をしまっておける保管場所があるか?
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3.集合住宅
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(1)建物共通の出入口
- 集合住宅の建物内部へは、住人以外の人が勝手に出入りできない構造か?
- すべての出入口は、集合住宅の管理人又は守衛等により管理されているか?
- すべての出入口は、堅牢な構造で、かつ錠前が付いているか?
- 出入口周辺に賊が身を潜められるような場所はないか?
- 出入口に照明設備はあるか?
※ インターホン、テレビ監視装置、電解錠システム、カード読み取り機等
- 夜間における建物共通の出入口の管理は万全か?
(2) 駐車場
- 駐車場は敷地内(外塀等の内側)にあるか?
- 駐車場への車の出し入れが迅速かつ安全に行えるか?
※ 守衛等による駐車場扉の開閉、リモコン装置等による駐車場扉の自動開閉
- 駐車場は、管理人あるいは守衛等によりしっかり管理されているか?
- 駐車場周辺に賊が身を潜められるような場所はないか?
- 駐車場に照明設備はあるか?
- 夜間における駐車場の管理は万全か?
(3) 入口扉(玄関)
- 扉及び扉の枠は頑丈なものか?
- 扉には、2つ以上の錠前及びドアチェーンが付いているか?
※扉把手の錠前装置、閂等の安全錠等
- 扉には、覗き穴、インターホン(監視テレビ付が望ましい)等来訪者の確認手段があるか?
- 扉のすぐ近くに、賊が手を伸ばして扉を内側から開けられるような窓がないか?扉の周辺に照明設備(常夜
灯)はあるか?
- 必要により、センサー等の侵入警戒装置はあるか?
「入口扉(玄関)」、「その他出入口」、「窓」、「建物」、「避難室」は、前記「一戸建住宅」の項参照。
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4.生活面 |
(1)引越後
- 周辺の環境、地形、道路(特に一方通行路)に慣れる努力をしたか?
- 警察、病院、消防機関等の位置及び連絡要領を確認したか?
- 最寄りの知人宅の位置及び連絡要領を確認したか?
- 隣家との良好な関係維持に努力しているか?
- 住居の防犯対策上の弱点を把握したか?
- 住居の防犯対策上の弱点を補うべく検討したか?
- ガードマンの雇用を検討したか?
- 近所等どのような防犯対策を講じているか確認したか?
(2)訪問者に対する注意
- 訪問者の身元を確認してから応対しているか?
- 配達人及び配達物に対する警戒は十分か?
- 見知らぬ者(物売り、工事人等)を敷地内に入れていないか?
(3)使用人に対する注意
- 使用人の雇用(審査)は、信頼できる人からの紹介によるものか?
- 使用人の身元調査を行ったか?
- 雇用した場合は、その者の身上記録を作成し、内容を照合したか?
- 使用人の政府発行身分証明カード等の写しを入手したか?
- 使用人の正直さ及び信頼性を調査したか?
- 防犯上の心得を機会あるごとに教育しているか?
- 来訪者の応対要領(警戒)、電話応対時の注意等を徹底したか?
※ 家人が留守のときの応答要領は特に重要
- 許可無く来訪者を敷地内に入れないよう指導しているか?
- 家人不在時の緊急連絡先を使用人に知らせているか?
- 家人の旅行日程、外出等の行動予定等を使用人に伝えていないか?
- 使用人に隙(犯罪を誘発させる環境)を見せていないか?
- 常に適切な管理と指導を行っているか?
- 外出及び休日の行動、心情の変化を掴んでいるか?
- 使用人が複数の場合、責任者を指定しているか?
(4)家族に対する注意
- 家族各人は防犯に関心を持っているか?
- 家族各人は住居に異常があったときの行動を熟知しているか?
- 公衆電話、自宅の電話の使い方を知っているか?
- 家族旅行の計画、その他の計画を他人に漏らしていないか?
- 子女の通学路の安全は確保されているか?
- 家族各人の行動、居場所を常に把握しているか?
- 行動及び計画の変更がある場合には連絡を取り合っているか?
- 現地の反感を買うような行動及び発言をしていないか?
(5)外出に際しての注意
- 場所や日程の決まった外出をしていないか?
- 戸締り、施錠もれの点検を行ったか?
- 外出前に使用人等に対する指導は十分行ったか?
- 出発及び帰宅時に周囲の警戒を怠っていないか?
(6)電話
- 電話(公衆電話、自宅の電話)のかけ方を各人が知っているか?
- 電話機の近くに緊急連絡リストが常備されているか?
- メモ及び筆記具、必要により録音機が設置されているか?
- 電話をとる際、こちらから名乗っていないか?
- 間違い電話に対して、こちらの番号を教えていないか?
- 不審な電話に対する処置を各人が知っているか?
- 脅迫電話があった場合の処置を各人が知っているか?
- 常に家族全員が直ちに連絡を取り合える体制になっているか?
- 使用人が私用で電話をかけていないか?
- 使用人に対する電話応対時の指導は十分か?
(7)鍵
- 鍵の取扱いに十分注意しているか?
- 鍵は常時携帯し、保管にも注意をしているか?
- 鍵に脱落防止措置(鎖や紐をつける)をしているか?
- 使用人に鍵を貸与していないか?
- 入居時に重要な鍵の交換を考慮したか?
- 鍵を紛失したとき、錠前を交換したか?
- 錠前の取りつけや予備鍵の作成は信頼できる業者に委託しているか?
(8)休暇等における措置及び
対策
- 信頼できる警備会社があるか?
- 信頼できるガードマンがいるか?
- 信頼できる使用人がいるか?
- 信頼できる知人に時々点検してもらえるか?
※ 時々、駐車場に駐車してもらう、電気をつけてもらう、ゴミを出してもらう、カーテンを開いてもらう等
- 自動タイマー又は感光式の照明の設置を検討したか?
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